眠りたいのになかなか眠れない、大切な会議やテストの最中でも、どうしても眠くなってしまうという症状で悩んでいる方もいますよね。睡眠に関する様々なお悩みは「睡眠障害」という病気の可能性があります。
しっかりと睡眠を取っていないと、身体の疲れもなかなか取れなくなってしまいます。
では、どうして睡眠障害が起きてしまうのでしょうか?睡眠障害には色々な症状があり、眠くても眠れない・寝すぎてしまうといった症状のほかにも、いくつかの特徴的な症状があります。
毎日の睡眠の質を改善し、健康的な生活を取り戻すことで、なかなか眠れない・いつも眠いといった睡眠に関するお悩みを解決しましょう!
そこで今回は、睡眠障害の代表的な症状や、質の良い睡眠を取るための対処法についてお伝えします!
充分に寝ているのに眠り足りない!睡眠障害の原因とセルフケア
たくさん寝ていてもなぜか眠い!睡眠障害の症状は?
睡眠障害にはいくつかの種類があり、それぞれに異なった症状があるのが特徴です。それぞれの特徴について確認していきましょう。
【睡眠障害の種類】
・入眠障害
寝つきが悪いため、ベッドに入ってから30分以上経っても眠れない。何をしても眠れず、かなり時間がたった後に気が付いたら寝ている。
・熟睡障害
睡眠時間もたっぷり取っていて、生活リズムも整っているのに熟睡した感じがせず、日中ぼーっとしてしまう。
・中途覚醒
夜中に目が覚めてしまい、そのあとの時間を眠れずに過ごし、そのまま朝を迎えてしまう。
・早朝覚醒
朝早くに目が覚めてしまう。早朝の早い時間から目が覚め、何もすることがないためベッドでひたすら起きる時間を待っている。
・過眠症
ひどく疲れているわけでもないのに、授業中や仕事中に強烈な睡魔に襲われてしまう。この現象はいつも起きてしまう。
このように、睡眠障害には症状別に色々な特徴があります。どれか一つの症状が起きるというものでもなく、この中のいくつかの症状が合わさって出てくることもあります。
睡眠障害になってしまう原因とは?
睡眠障害になってしまうのには色々な原因があります。まず原因として考えられるのが「ストレス」です。
毎日なかなか眠れない中で、睡眠に対するプレッシャーを感じ、「今日も眠れないのではないか」「今日こそたくさん睡眠を取らなくては」と思っているうちに、どんどん眠れなくなってしまうのです。
また、怪我や病気の痛みが原因でなかなか眠れなかったり、精神的な不安やうつ状態にあるために眠れない、アルコールやカフェインの影響で眠れないなど、色々なことが睡眠障害を引き起こす原因になり、これらのほかにも、海外から帰ってきたときに起きる時差ボケや、夜勤と日勤を交互に繰り返す仕事をしている時なども、質の良い睡眠が取れずに睡眠障害になってしまうことがあります。
眠りの質を良くするためのタイプ別・改善方法
しっかりと眠ると、一日の疲れが回復したり、ストレス解消をする効果があります。
睡眠障害を改善して質の良い睡眠を取るためには、どのようなことに気を付けて生活すると良いのでしょうか?
【睡眠障害の改善方法】
・入眠障害タイプ
お風呂に入るときは38℃~39℃のぬるめのお湯で入浴し、あまり長湯をせずに20分程度で終えるようにする。身体のほてりを沈めてから寝るようにし、夜に運動することや、夜遅くの食事を避ける。
・熟睡障害タイプの場合
昼間のうちに体をしっかりと動かし、メリハリある生活を心がける。また、休みの日も遅くまで寝ていることはせず、起きる時間をいつも同じ時間にする。
・中途覚醒タイプの場合
寝室や寝具を睡眠を取るのに快適な環境にし、眠りやすい環境を作る。1.5時間の倍数が睡眠時間の目安になるため、そのことに気を付けて睡眠を取る。
・早朝覚醒対応の場合
目が覚めてしまったら違う部屋に移動してもう一度眠るようにする。眠れない時は起きて、朝の散歩や体操などをしてみる。
・過眠症タイプの場合
特に睡眠不足でもなく、疲れが溜まっているわけでもないのに、昼間に強い眠気に襲われてしまう場合は、医療機関を受診して相談をしてみる。
自分に合った睡眠時間を取れるようにすることが大切
いい睡眠を取ることが出来れば、健康的な日常を過ごすことが出来ます。そのためには自分の睡眠サイクルを理解して自分に合った長さの睡眠を取れるようにすることが大切です。
「人間は一日8時間眠ったほうが良い」言われていましたが、どれくらいの睡眠がその人に合っているのかは人によって違います。「どうしても8時間眠らなくては」と考えなくても大丈夫ですよ。
睡眠障害で悩んでいる人は、自分に合った睡眠時間を見つけることが大切になります。
質の良い睡眠を取るために出来ること
睡眠の質を良くするためには、少しのことに気を付けるだけで眠りの質を改善することが出来ます。
【眠りの質を良くする方法】
・寝る前にカフェインなどの覚醒効果があるものを飲まない
・夕食を食べすぎない
・自分が眠りやすい部屋の温度や暗さにする
・心地よく眠れる寝具を選ぶ
・無理に寝ようとせずにリラックスをする
・毎日同じ時間に起きてしっかり太陽の光を浴びる
こういったことを生活の中に取り入れると、毎日の睡眠が変わってきます。なかなか眠れない時は無理に寝ようとせず、音楽を聴いたり、ストレッチをするなどして、ゆったりと時間を過ごすようにしましょう。
さて、今回は睡眠障害についてお伝えしました。いつも充分な睡眠時間を取っているはずなのになかなか眠れないのは、睡眠障害になってしまっている可能性があります。
睡眠障害には色々な種類があり、その種類によって症状も異なってきます。自分がどのタイプの睡眠障害なのかを知り、生活習慣を改善していくことで、毎日の眠りの質を改善して質の高い睡眠が取れるようになります。
眠りの質を改善してぐっすり眠ることが出来るようになれば、日常生活も豊かなものにしていくことが出来ますよ!
どれくらいの睡眠時間を取ればいいのかは人それぞれ違います。なかなか眠れない時は無理して眠ろうとせず、リラックスして過ごす時間を作ることで、眠りに入れることもあります。
自分を追い詰めたりしないで、焦らずに時間を過ごすようにしましょう。
まとめ
睡眠障害の原因を知って眠りの質を良くするために
・充分な睡眠時間を取っているのにいつも眠いのは睡眠障害の可能性がある
・睡眠障害は、症状別にいくつかの種類がある
・睡眠障害を改善するためには、症状に合った対策を行う
・夕食を食べすぎないようにし、寝る前に覚醒効果のあるものを飲まない
・眠りにつきやすい環境を作り、寝具も自分に合ったものを選ぶ
・規則正しい生活を心がけ、太陽の光をしっかりと浴びる
・眠れない時は無理に寝ようとせず、リラックスした時間を過ごす
コメント