金属アレルギーでもピアスやネックレスが付けられる5つの知識

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ピアスやネックレスをつけると、痛みやかゆみがあらわれ、ひどくなるとかぶれてしまう人は結構多いですよね。この原因は金属アレルギーによるものです。こんな症状が頻繁に出てくると、アクセサリーでおしゃれを楽しむのも難しくなりますよね。

そこで今回は、金属アレルギーでもピアスやネックレスを付かられるようになるための知識をお伝えします。



金属アレルギーでもピアスやネックレスが付けられる5つの知識

 

知識1.そもそも金属アレルギーとは?

ピアスやネックレスなどのアクセサリーをつけていると、痒みが出てきた…。という経験はありませんか?特に冬は気にならなかったのに、夏になった途端にかゆみが出てきたということがあるかもしれませんが、それらは金属アレルギーの症状です。

金属アレルギーはタンパク質に反応して起こるのですが、金属が肌に直接触れたからアレルギーが出るのではなく、金属から溶けだした金属イオンが汗などの体液のタンパク質に反応して起こるのです。夏場は汗をかく季節なので、金属アレルギーによる痒みが出やすいのはこのためなのです。

知識2.パッチテストでどんな金属に反応するのかを知る!

金属アレルギーで皮膚がかゆくなりがちだと、ピアスなどのアクセサリーを選ぶ際にも、どんな材質のものなら大丈夫なのかなど、気になるところですよね。意外に知られていませんが皮膚科などの医療機関でどの金属にアレルギー反応があるのかを調べるパッチテストを受けることができます

基本的にテストでは、ピアスなどに使用される金属である、アルミニウム、コバルト、スズ、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、重クロム、クロム、ニッケル、金、銀、銅、白金、亜鉛、鉄の16種類をチェックすることができます。(※皮膚科により異なる場合もあります

方法もとっても簡単で、金属試薬をしみこませた紙を背中に2日間貼ります。2日後に、紙を剥がして、どれくらいの反応がでたのかを診察します。そして、その時に出た反応により、どの金属に対してアレルギー反応があるのかを知ることができるのです。アレルギーが出ない金属類を知っていると、金属アレルギーを気にすることなく、アクセサリー選びとおしゃれを楽しめます。

知識3.金属アレルギーを気にせずにアクセサリーを楽しむコツ

金属アレルギーが気になるけど、ピアスやネックレスをつけておしゃれを楽しみたい!というのは女性の本音ですよね。そこで、ここでは金属アレルギーを気にせずにおしゃれを楽しめるコツをお伝えさせていただきます。

●アクセサリーの素材の選び方を気をつける

金やプラチナ、銀などはアレルギーを起こしにくい金属類ですが、一般的にはチタンが一番安全だと言われています。また、ピアスはポストの長さがポイントになります。

耳たぶが分厚い人が6mm以下の短いポストを使うとつけている間中、耳たぶを圧迫している状態になり、アレルギーを起こしやすくするので、長めのゆとりがあるものを選ぶようにします。

●運動時など汗をかきやすい時は外す

金属アレルギーは汗などの体液に反応して起こるので、運動時や夏の外出時などは外すようにします。

●ピアスは清潔に使うこと

ピアスは常に清潔な状態を保つようにします。金属アレルギー反応が出てしまう、垢や汗などのタンパク質を残さないようにしましょう。消毒=アルコール除菌だと思われがちですが、これらは刺激が強いため余計なかぶれを起こしてしまうので、清潔な濡れタオルでふき取る程度でOKです。

 

知識4.金属アレルギーを起こしにくい素材を選ぶ

金属アレルギーは起こしやすい金属と、起こしにくい金属があります。できるだけ、新しいピアスやネックレスを購入する時には、起こしにくい金属を選ぶようにすることで、金属アレルギーの症状が気にならなくなります。例えば、ピアスでいうと、純チタンや医療用ステンレス(サージカルステンレス)という表記のものを選ぶと安心ですよ。

●起こしやすい金属
ニッケル、コバルト、クロム、銅、亜鉛、真鍮、水銀、バラジウム、スズ

●起こしにくい金属
金、銀、白金、プラチナ、チタン、タンタル、ジルコニウム、ステンレス

 

知識5.もし、金属アレルギーの症状が出たらどうしたらよい?

金属アレルギーの症状は主に下記になります。

●特定のピアスやネックレスなどをつけると痒みが出る
●身につけている部分が赤くなる
●身につけている部分が炎症を起こただれている
●炎症している部分から透明、もしくは薄黄色の液体が出ている

このような状態があるのであれば、すぐにピアスやネックレスを外し、皮膚科を受診してください。放っておく治りにくくなり、シミなどの跡が残ってしまうので、注意しましょう。


いかかでした?
金属アレルギーは痒みやただれ、炎症などが主な症状です。このような状態にならないためにも、まずは皮膚科でパッチテストを受け、どの金属に肌が反応しているのかを知ることで、アレルギーを心配することなくピアスなどのアクセサリーでおしゃれを楽しむことができます。

また、金属アレルギーにならないためにもアレルギーが起こりにくい金属類を選ぶことも大切なポイントになります。さらに、金属イオンはタンパク質に反応する性質があるので、汗をかきやすい運動時や夏場は出来るだけつけるのを控えたり、常にピアスは清潔な状態でつけることで予防することができます。 ぜひ上記の項目を参考にして、金属アレルギーを気にしない毎日を過ごしてください!

まとめ

金属アレルギーでもピアスやネックレスが付けられるようになる方法

1)金属から溶けだした金属イオンが汗などの体液のタンパク質に反応して起こる
2)パッチテストでどんな金属に反応するのかを調べてみる
3)金属アレルギーを気にせずにアクセサリーを楽しむコツ
4)金やプラチナ、銀、プラチナなど、金属アレルギーを起こしにくい素材を選ぶ
5)運動時など汗をかきやすい時は外す
6)金属アレルギーが出たら皮膚科を受診して処置をする


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