コレステロールは体の細胞を作ったりホルモンの原料となるなど欠かせない成分です。体内で余分なコレステロールは排出されバランスを取っていますが、食事などから必要以上のコレステロールを摂るとバランスが崩れて動脈硬化になってしまう可能性もあります。
動脈硬化が進んでいくと脳梗塞や心筋梗塞などの危険性まで出てきてしまうので植物ステロールを上手く取り入れて悪玉コレステロールが体に増えてしまうのを防いでいきたいですよね。コレステロールは健康への害だけではなく老けにも繋がってしまうので植物ステロールを日常的に取り入れてコレステロールを減らす方法をご紹介していきますね!
植物ステロールで悪玉コレステロールをやっつけろ!老けない身体を作る5つの方法
方法その① 植物ステロールってなに?植物ステロールについて
植物ステロールって何だろう?初めて聞くとそう思いますよね。植物ステロールは植物胚芽に豊富に含まれている天然の成分で植物油や穀類、大豆などの豆類に多く含まれています。では植物ステロールをたくさん摂取するとどうしてコレステロールを抑えることができるのでしょうか。
その仕組はコレステロールが小腸で吸収される時に胆汁酸ミセルという小さな油滴に溶けて吸収されるのですが、そこでよく似た成分の植物ステロールを摂っていると植物ステロールが吸収されて余分な分のコレステロールは体の外へ排出されるという事です。
その結果吸収されるコレステロールを減らすことができるんです。植物ステロールは血液の流れを良くする働きもあるので健康や老化防止のために積極的に取り入れて悪玉コレステロールを排出していきたいですね。
方法その② 植物ステロールを上手に取り入れる
コレステロール値を下げることが期待できる植物ステロールの摂取量の目安は1日800~1000mg程度と言われています。植物ステロールを多く含む食べ物を摂ったり、サプリメントを毎日の習慣にするのもいいですよね。
サプリメントを選ぶポイントはDHA/EPAが一緒に配合されているものをチョイスすると植物ステロールとの相乗効果でコレステロールを下げる効果が上がるのでお勧めです。
植物ステロールってはじめて聞いた時は毎日の生活から取り入れていくの難しそう、食事のレシピを考えるの大変かなって思いませんでしたか?あまり難しく考えなくても上手に取り入れるには少し工夫をするだけで毎日ちゃんと続けていくことができるんです。
方法その③ 食物ステロールを取り入れたメニューで悪玉退治!
食物ステロールを多く含む食材で簡単に作れる食事メニューをいくつかご紹介したいと思います。ここでは食物ステロールが多い食材から美味しさなども考慮して米ぬか・大豆・野菜の3つのバージョンでメニューを考えてみました!
まず必ず「米ぬか」と書かれた塩分などが入っていないものを使用してください。そして中火でよく炒ってから料理に使用していきます。ひと手間ですが1週間くらい冷蔵庫で保存できますので慣れてしまえば簡単ですね。
1日大さじ2杯を目安にバナナジュースにブレンドしたり、ごまやのり、鰹節などと一緒に混ぜて米ぬかふりかけを作って常備しておくのもいいと思います。米ぬかバージョンはかなり簡単ですね!
大豆の水煮をたっぷり使って生のトマト(またはホールトマト)、玉ねぎ、ウインナーなどお好みの食材と煮込んで具だくさんスープを作ると栄養も丸ごと摂れるし調理も簡単なのでお勧めです。多めに作って冷凍しておくとソースなどにも使えて便利なんですよ!
野菜で植物ステロールの成分が多いのはいんげん、ごぼう、ブロッコリーなどがあります。その中でもいんげんとブロッコリーのサラダが見た目もキレイでお勧めです。調理方法は野菜は茹でるだけです!
ドレッシングはマヨネーズと砂糖、お酢を混ぜて和えたり、オリーブオイルにビネガー、塩胡椒のシンプルなものも合いますし、これもとっても簡単に作れますね。体に良いメニューだとレシピを考えるのも楽しくなりますよ!
方法その④ コレステロールはアンチエイジングの大敵!
コレステロールは植物ステロールと違い動物性のものです。摂りすぎると健康に害を与えたり老化へも繋がってしまいます。具体的には、摂りすぎることでエネルギー過多になり体に溜まっていってしまいます。
血管に溜まると動脈硬化を引き起こす原因となり心筋梗塞や脳梗塞など命にかかわる病気の原因にもなってしまうのです。気がついた時にはコレステロール値が高くなっていた、なんてことも多いので気をつけたいですよね。
その他にも肥満(メタボリック症候群)や肌荒れなどを引き起こす原因にもなるし、老廃物が溜まった状態では若々しさからは見た目も中身も程遠いですよね。コレステロールは食べ過ぎ、肥満、運動不足などが大きく関係しているのでそれらも気をつけてヘルシーに生活していきたいですね!
方法その⑤ 植物ステロールは副作用などの不安はないの?
植物ステロールは植物由来のものなので副作用や健康被害は特にないと言われています。ごくまれに大量に摂取することによって下痢や便秘などの症状が出ることがあるようですがその時は植物ステロールを摂る事を中止すればすぐに症状はなくなります。
注意した方がいいことだと、脂溶性ビタミン(AやEなど)の吸収を悪くしてしまう作用があるため併用する時には同時ではなく何時間か間隔をあけると良いです。薬との相互作用も特に報告されていることはありませんが高脂血症の治療薬と一緒に植物ステロールのサプリメントを併用すると薬の働きを強める作用があるのでそういった薬を服用している方は注意をした方が良いですね。不安要素を無くすためにもこうした情報もきちんと知っておけばなお安心ですよね!
今回お届けした植物ステロールで悪玉コレステロールをやっつけろ!老けない身体を作る5つの方法はいかがでしたか?
悪玉コレステロールをやっつける方法はヘルシーな生活に繋がります。若々しく健康的に過ごしていくために上手に取り入れていきたいですね。この5つの方法があなたの体が更に健康になっていくためのきっかけになれたら嬉しいなと思います。