元気がない時に食べたらよいとされる食材と言えば、思い浮かぶのがにんにくですよね。にんにくは食べることで元気になれるだけでなく、にんにくの香りは食欲を刺激して、夏などの食欲が落ちる時にも一躍かってくれる食材でもあります。そんなにんにくには、体の抵抗力を引き出したり、滋養強壮を高めたりと嬉しいたくさんの効果があります。
そこで今回は、にんにくの効果でパワーと抵抗力を引き出す5つの方法とにんにくレシピについてお伝えします!
にんにくの効果でパワーと抵抗力を引き出す5つの方法
方法1: にんにくが元気の素になる理由
にんにくを食べると元気になる理由が、にんにくに含まれているアリインという成分にあります。実はアリイン自体にはあまり効能はないのですが、にんにくをカットしたり、すりおろしたりすると、アリインはアリシンという有効成分に変化します。
このアリシンは不安定な物質なので、空気や熱などの影響によって変化し、ジアリルジスルフィドやアホエンといったイオン化合物になります。このアリシンの変化はにんにくの調理法いよって効果や効能が違ってくる言われる理由です。なので、得たい効能によってレシピを工夫することでより一層の効果を得ることができます。
方法2: 殺菌・抗菌効果が風邪をひきにくくする
にんにくには強い殺菌・抗菌・さらには解毒作用があります。にんにくの殺菌作用がどれくらいかというと、にんにく精油を12万倍程度に薄めても、チフス菌やコレラ菌を殺菌できるほどです。ですから、ウィルス性の様々な病気から体を守ってくれる強い味方です。
また、にんにくは活性酸素を除去する力もあるので、若返り効果を同時に得ることもできます。また、抗酸化作用はガンや動脈硬化、疲労回復などにも役立つので、美容&健康の底上げをしてくれる現代人にとっては嬉しい食材でもあります。
ですから、にんにくは毎日のレシピに少し加えるだけで、イキイキとした肌と体を叶えることができる食材なのです。
方法3: にんにくを食べると疲れが取れる理由とは?
にんにくと言えば、元気がでる滋養強壮効果を思い浮かべますよね。実際に、にんにくには疲労回復を高める要素がたくさんあります。疲労回復効果を発揮する主な理由が、ビタミンB1の吸収を高める効果があるからです。この効果によって疲労回復ビタミンと言われるビタミンB1の吸収を促進するだけでなく、血液中に蓄えることができるようになり、疲労回復に必要なエネルギーを効率よく継続的に作り出すことができるようになります。
また、にんにくの抗菌・殺菌効果・抗酸化作用は外からの有害物質を排除&デトックスする効果があるので、不要なものをためない負荷のない体を作り出すことができます。そのため、疲れてもすぐに回復する体になることができます。
方法4: 上手なにんにくレシピで効果を得る!
にんにくとあまり縁がない人は、にんにくを使ったレシピを知りたいですよね。そんな人のためにここでは、上手にレシピに取り入れられるにんにくの使い方をご紹介します。
<香辛料として使う…>
にんにくを細かくみじんぎりにし、香辛料として炒め物にまぜたり、薬味として使う方法です。お肉などのガーリックソテー、餃子、ガーリックチャーハン、ペペロンチーノなど。
<にんにくで調味料を作る…>
他の食品と合わせて調味料を作ります。ガーリックオイルや、にんにく醤油、ニンニク味噌などがあります。これらのレシピを作り置きしておくと、料理の幅も広がります。
<そのまま食べる…>
にんにくはそのまま食べても美味しくいただける食材です。アルミホイルに包んで、オーブンで焼くとにんにくのホイル焼きが出来上がります。また、オリーブオイルでソテーしてもお芋のようにふっくらと美味しくなります。
方法5: 自宅で簡単に作れるにんにくレシピ♪
【小松菜のにんにくスープ】
にんにくに含まれるアリシン成分と同時に、小松菜の抗酸化作用&血液サラサラ効果を得られるレシピです。
[材料(2人分)]
・小松菜1/4束 ・にんにく(薄切り)1片 ・顆粒チキンスープの素 大さじ1/2 ・お酒 大さじ1 ・水400ml ・しょうゆ 小さじ1/2 ・胡椒 少々 ・ごま油 小さじ1
[作り方]
①小松菜の根本をカットして小口切りにします。
②チキンスープの素、お酒、水、しょうゆ、故障、にんにくを入れて火にかける
③煮立ってきたら、小松菜を加えてさらに煮る
④器に注ぎ最後にごま油をかけたら完成!
【鰻の春雨サラダ】
にんにくに負けないくらいの滋養強壮力を持った鰻とのコラボレシピです。うなぎにはタンパク質、脂肪、ミネラル、ビタミンA、B1、B2などの栄養が豊富に含まれています。元気が出ないという時におすすめのレシピです。
[材料(4人分)]
・鰻の蒲焼 1串 ・春雨 50g ・パプリカ(赤・黄) 各1個 ・ピーマン 2個
・ドレッシング(お好み) ・ねぎ(みじん切り) 大さじ2 ・しょうが(みじん切り) 大さじ1 ・醤油 大さじ3 ・お酢 大さじ3 ・ごま油 大さじ1 ・砂糖 大さじ2
[作り方]
①鰻を7ミリ幅に切ります。
②春雨を茹でて、食べやすい大きさに切ります。
③パプリカとピーマンは焼いて皮をむき5ミリ幅に切ります。
④鰻、春雨、パプリカを混ぜ合わせ、ドレッシングをかけたら完成です。
さて、今回の「にんにくの効果でパワーと抵抗力を引き出す5つの方法」はいかがでしたでしょうか?にんにくの元気の素&抵抗力の強い体を作り出しているのが、アリシンという成分です。アリシンには、高い殺菌・抗菌・抗酸化・滋養強壮作用があるため、ウィルスに負けない、強い体を作り出すと同時に、アンチエイジング効果も得られる美容&健康に嬉しい成分です。
にんにくは、刻んで薬味として使ったり、オイルやお醤油に漬けこんで調味料にしたり、そのままオーブンで焼いて食べてもとっても美味しくいただける食材なので、毎日のレシピに手軽に加えることができます。にんにくを上手に利用して、1年を通して元気いっぱいの体、健やかな肌をぜひキープしてください。
まとめ
にんにくの効果でパワーと抵抗力を引き出す5つの方法
方法1: にんにくが元気の素になる理由
方法2: 殺菌・抗菌効果が風邪をひきにくくする
方法3: にんにくを食べると疲れが取れる理由とは?
方法4: 上手なにんにくレシピで効果を得る!
方法5: 自宅で簡単に作れるにんにくレシピ♪