エキナセナというハーブを知っていますか？このハーブには多くの効能があることが知られていますが、特に大きなものは免疫力アップ効能です。

体内の免疫力があがることは、アンチエイジングにとっても非常に大切。そこで今回は、エキナセアの免疫力が私たちの免疫機能にどんな風に働きかけてくれるのかをお伝えします。

エキナセアで免疫力アップ！免疫機能に働きかけるスゴい５つの理由

１：エキナセアってどんなもの？
２：エキナセアの持つ効果
３：エキナセアの免疫力アップ
４：エキナセアを摂取してアンチエイジング！
５：エキナセアで高まった免疫力を維持しよう！

１：エキナセアってどんなもの？

エキナセアは、北米の先住民たちが最も大切にした、キク科の多年生植物です。そのため、別名「インディアンのハーブ」とも呼ばれています。歴史的に、アメリカ・グレートプレインズ地方の先住民の伝統医療で用いられてきたといわれています。

エキナセアは、うす紫色の綺麗な花を咲かせるので、ガーデニングが趣味の人の中でも大変人気があり、世界中で栽培されています。先住民が伝統的に用いてきたのは「根」の部分ですが、近年の研究の結果、エキナセアの綺麗な花の部分や葉の部分などの地上部位にも薬効があることがわかっています。

そのため、現在では、全草が西洋ハーブとして活用されるようになっています。ハーブは上手に使うことでアンチエイジングにも非常に効果を発揮してくれるので、エキナセアも上手に活用したいですよね。

２：エキナセアの持つ効果

では、エキナセアはどんな効果を持つと言われているのでしょうか。
主な効能としては、
・免疫力強化
・抗炎症
・抗菌
・殺菌
・抗ウイルス
・発汗作用
などがあげられています。

先住民たちは毒蛇に咬まれた時に、エキナセアをパウダー状にして傷口に擦り込んでいたと言われているのは、この免疫力強化や抗炎症作用があることを知っていたからなんだと考えられます。

エキナセアの成分をいれた、軟膏や液体エキスは、治りにくい傷やヤケドにも効果的があると言われており、ウイルス性の潰瘍の治療や、抗生物質を使った長期間の治療にも補助的に使われています。発汗作用も、汗をかいて老廃物を出す、いわゆるデトックス効果があることもアンチエイジングには嬉しい作用ですよね。これらの中でもっとも注目されているのは、その強い免疫力を強化する力です。

３：エキナセアの免疫力アップ

ではエキナセアを摂取すると増えると言われている免疫力とはどういったものなのでしょうか。これは、エキナセアの有効成分として、免疫賦活作用を持った物質である、多糖類や糖たんぱく質、揮発油フラボノイド類などがあげられますが、これらの成分により、マクロファージという白血球の1種の増殖と活動を活発化させる効果があります。

リンパ球の働きも促進し、炎症反応時に働くインターフェロンの産生も促進させてくれます。このインターフェロンが活発化することにより、免疫力が増強されるんですね。

免疫力が増強されると、私たちの体内では風邪やインフルエンザにかかりにくくなるのはもちろんのこと、ストレスなどに対する抵抗力が高まり、身体の機能を正常に保つような働きをしてくれます。また、腸内環境なども整えてくれるので便秘も解消されるなど、アンチエイジングにも非常に意味があるんです。

４：エキナセアを摂取してアンチエイジング！

では、このエキナセアを効果的に摂取するにはどうすればよいでしょうか。サプリメントにエキナセアを含むものもありますので、サプリメントから摂取するのも良いでしょう。

しかし、もっとオススメは、ハーブティーとして飲むことです。エキナセアのハーブティーは、インフルエンザなどへの抗ウイルス効果もあるので、風邪のひきはじめなどに飲むと非常に有効な働きをします。抗菌作用もあるので下痢の症状緩和にも効果があります。

エキナセア自体は味がほとんどないので、ブレンドにして飲むのがいいでしょう。その場合は、香りのあるハーブ、ミント系と合わせるとスッとするので飲みやすくなります。

風邪やインフルエンザが流行している時は、予防的な意味合いで、ローズヒップを入れてビタミンＣをプラスすることで、エキナセアの免疫力強化にさらにビタミンＣの抗酸化作用が加わるので、より効果を発揮します。熱がすでに出てしまっているときは、エルダーフラワーやリンデンフラワーをブレンドするのがおすすめ。鎮静作用がプラスされます。

また、風邪が中々治りきらないときは、セージやレモングラスをブレンドするのもいいですね。セージには全身の強壮作用などがあるため、より効果が期待できますよ。