こんにゃくは、ダイエットにいいと言われる食材のひとつです。何と言っても、100gあたり5kcalというローカロリーさ! そして、食物繊維が豊富!こんにゃくの食物繊維は水に溶けない不溶性の食物繊維で、胃で溶けず腸まで届きます。そのため、便通が良くなり便秘解消の効果も!さらに、カルシウムや保湿成分のセラミドも含まれているので、美肌効果もあります!
今回は「こんにゃくだけをひたすら食べる」という無理なダイエットはご紹介しません。生活に無理なく取り入れられる、こんにゃくダイエット法を お伝えします!
こんにゃくダイエットで食べながら無理なく痩せられる5つのヒント
ヒント1.「食前こんにゃくダイエット」
食事の30分前に、こんにゃく200gとコップ1杯の水を摂る方法です。
こんにゃくに含まれる「グルコマンナン」という成分が、水分を吸収して胃の中で膨らみ、満腹感が得られます。そのため、その後の食事の食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
こんにゃくは弾力と歯応えがある食材なので、満腹中枢が刺激されて脳も満腹感が得られます。脳と胃のダブルで満腹感が得られるわけです。満腹感を得るために30分前に摂ることが推奨されていますが、30分前にこんにゃくだけ先に…というのもなかなか難しいものですよね。
そこで、食事には必ず1品こんにゃく料理を入れ、それから食べましょう!その後は極力ゆっくり食事を摂ります。だんだん満腹感が得られるはずですので、食事の終え時も分かりやすいです。
ヒント2.「こんにゃく置き換えダイエット」
朝昼夕のどれか1食をこんにゃくメインにする方法です。
ご飯に糸こんにゃくを切ったものを混ぜて炊いたり、糸こんにゃくをパスタやうどん代わりに調理したり、板こんにゃくをステーキにしたり…と調理方法はさまざまです。市販のこんにゃく米やこんにゃくラーメンを活用するのもいいですね。
ヒント3.こんにゃくをおやつにしてカロリーセーブ
ついつい食べてしまうのがおやつ。だったらいっそのこと、おやつをこんにゃくにしてカロリーセーブしてしまいましょう!市販のこんにゃくゼリーやこんにゃく飲料を使うのも手ですし、玉こんにゃくをゆがいてアクを抜き、冷ましてからきな粉や黒蜜をかけます。わらび餅風のデザートの出来上がりです!
ヒント4.板こんにゃくを凍らせて作る「氷こんにゃく」は、肉の代わりになる?! こんにゃくは90%以上が水分でできています。そのため、凍らせるとスポンジ状になります。水分が凍ってしまい、解凍させることによって繊維質だけが残ってしまうのです。
一見、食べられるの?という風貌ですが、こちらにさまざまな味をつけることによって、なんと肉のようになるのです!繊維質の弾力が肉の弾力と似ているからです。
「氷こんにゃく」は凍らせるだけ。熱湯をかけて解凍して、水分を絞ってから使います。袋ごと凍らせてもいいですが、肉のように用途によって切ってから凍らせる方が使う時にラクです。 以下のような肉料理のような、こんにゃくでできてしまいます!
・牛脂で焼いて本物のような味に「こんにゃくステーキ」
・薄く切ったものに味をつけるだけ「こんにゃくの豚の生姜焼き風」
・串にさして焼く「こんにゃくの焼き鳥風」
・衣をつけて揚げる「こんにゃくトンカツ」
味つけや見た目を変えるだけで、牛にも豚にも鶏にもなってしまうのです!肉が食べられてカロリーオフなんて夢のようですね。
ヒント5.こんにゃくダイエットの注意点!大事なのは「よく噛むこと」
こんにゃくに含まれる食物繊維「グルコマンナン」は、不溶性で胃で溶けず、腸まで届くと前述しました。なぜかというと、人間の消化酵素では分解できないからです。
そのため、こんにゃくをよく噛まずに食べてしまったら、塊ごと腸まで届いてしまうということなのです。丸飲みでもしようものなら、腸が詰まってしまうことも!便秘になりやすくなってしまうこともあるのだとか。
以前、こんにゃくゼリーを丸飲みして社会的に大事件になったこともありましたが、よく噛んで食べれば、全く問題ありません!よく噛むことによって満腹中枢が刺激され、満腹感も得られます。
また、こんにゃくだけでは栄養不足になりがちですので、必ず食事はバランスよく食べましょう。
いかがでしたか?
こんにゃくは身近な食材ですが、アク抜きをしなければならず、少し調理がめんどくさいところもあります。しかし、個性が強くないので、どんな食材や味つけでも合いますし、何よりカロリーが低く、ダイエット向き!よく噛んで食べることを意識すれば、素晴らしい食材です。毎日の食生活にこんにゃくを取り入れて、ダイエットと便秘解消に役立ててみませんか?
まとめ
こんにゃくダイエットで食べながら無理なく痩せられる5つのヒント
ヒント1.食事の30分前にこんにゃくと水分を摂ると、その後の食事をセーブできてダイエットに!
ヒント2.こんにゃくメインの食卓に!それだけで食事全体がカロリーオフ!
ヒント3.つい口にしてしまうおやつをこんにゃくにして、余分なカロリーを摂らない!
ヒント4.凍らせて作る「氷こんにゃく」は肉代わりに!ダイエット中でも満足!
ヒント5.こんにゃくダイエットの注意するポイント「よく噛むこと」!