日本人に多いO脚は骨盤の歪みと深い関係があります。上半身と下半身をつなぐ骨盤は習慣的に行っている動作の影響を非常に受けやすく、脚を組む癖や姿勢の悪さによって少しずつ歪んでしまいます。特に、女性の場合は骨格的に骨盤と仙骨が広がりやすいという特徴がありますので、骨盤が広がる事で脚が内側にねじれ、O脚になってしまう人がたくさんいます。
普段の生活の中で自分の癖を意識して治したり、歪み矯正のエクササイズを行う事で、真っすぐと伸びた美脚を手に入れましょう!
ゆがみを取ってO脚解消!骨盤矯正の効果を実感する5つの方法
方法1:椅子に座る時は脚の付け根と膝を90度にして座る
骨盤の歪みを引き起こす原因として一番に挙げられるのは座り方です。人の座り方にはそれぞれ癖があり、普段からよっぽど意識をしていない限り、常に正しい姿勢で座っているという人はほぼ居ないと言えます。その分、自分の座り方の癖を知り、気がついた時に治すだけでも骨盤矯正に大きな効果が期待できます。
①背筋を立てて骨盤を立てるように椅子に座ります。
②脚の付け根と上半身の角度、膝の角度がそれぞれ90度になるようキープします。
デスクワーク等で一日中座りっぱなしという人はずっと正しい姿勢を続けるのは難しいと思いますが、慣れてくると長時間続けられるようになります。畳や床に直接座る事が多い人の場合は、なるべく脚を伸ばして長座の姿勢で座るようにしましょう。
方法2:骨盤の歪みを治す歩き方
下半身の筋肉の衰えは、骨盤の歪みやO脚の原因となります。O脚の人の場合、太ももの内側の筋肉が衰えていたり、ふくらはぎの外側の筋肉が張っている傾向にありますが、骨盤が歪んでO脚になればなるほど日常生活で使われる筋肉の偏りが強くなりますので、普段から歩く時の姿勢には気を付ける必要があります。
自分でも気がつかないうちに猫背やがに股で歩く癖が付いてしまっている人は、歩くたびに骨盤が歪み、O脚を悪化させてしまいます。自分の歩き方を鏡の前で再確認し、正しい歩き方に治すことで骨盤矯正を行いましょう!
①背筋を伸ばし、腰を反らせないような姿勢で歩きます。
②膝下だけを動かすのではなく、骨盤から脚を出すように意識します。
1日15分、週3回ほどウォーキングを行うと下半身の筋力アップに繋がりますが、通勤や通学等で歩く機会がある人は普段の歩き方を意識するだけでも充分に効果が期待できます。
方法3:一日5分の骨盤矯正エクササイズ
骨盤が広がってO脚がかなり進行している人は、座り方や歩き方の癖を治すとともに、骨盤矯正に効果のあるエクササイズを毎日行いましょう。開いた骨盤を元に戻してO脚を改善する、簡単で即効性のあるエクササイズをご紹介しますので、起床時やお風呂上がり等を利用して毎日の日課にしてみてください。
①壁背をつけて真っすぐに立ちます。
②つま先を八の字に開きます。
③背中と壁の間は拳一つよりも狭くし、頭を壁につけたままお尻を締めます。
④骨盤が締まっているのを感じながら5分キープします。
とても簡単なエクササイズですが、早い人なら一週間くらいで効果を実感する事ができますよ。
方法4:効果的に自分の骨盤の歪みを治すエクササイズ
一言に骨盤の歪みと言っても、歪み方は人によって違います。前から見ると骨盤全体が内側に入ってしまっている人や、左右の高さが違う人、左右で骨盤の開き方が違う人など、骨盤矯正をする場合にはそれぞれの歪みのタイプを知る事が大事です。左右の骨盤の稼働域の違いを感じながら治す事のできるエクササイズを取り入れ、骨盤矯正の効果を更にアップさせましょう。
①長座の姿勢で座り、背筋を伸ばして手を後ろにおきます。
②片足を立て、45度開きます。
③立てた方のお尻を床から浮かせないようにしながら、膝を内側に倒します。
④反対側の脚も同様に行い、倒れづらい方の脚を確認します。
⑤倒れづらい方の脚を重点的に、ゆっくりと倒しては戻すを繰り返します。
骨盤の歪みが左右均等に治るよう、自分の体の歪みを確認してみましょう!
方法5:固まった骨盤周囲の筋肉をほぐすストレッチ
骨盤の歪みを引き起こすような歩き方や座り方をし続けていると、骨盤周りの筋肉が歪んだまま固まってしまいます。骨盤矯正の為のエクササイズをしてもなかなか効果が出ない時は、固まった筋肉をほぐすストレッチを行うとよいでしょう。
①脚を骨盤の幅に開いて立ちます。
②膝を緩め、骨盤で大きく円を描くように回します。
③左右30回ずつ行います。
このストレッチは、骨盤の歪み矯正だけでなく、歪み予防にも効果があります。デスクワークや立ち仕事で固まってしまった骨盤の筋肉は、その日のうちにリセットしておきましょう。
今回お届けしたゆがみを取ってO脚解消!骨盤矯正の効果を実感する5つの方法 はいかがでしたか?
今回ご紹介したエクササイズで骨盤矯正して、ぜひ美脚を手に入れてくださいね。