アーユルヴェーダを日々の生活に取り入れて健康と美容を促進させる実践方法

アーユルベーダ

アーユルヴェーダと聞いて、マッサージの種類のひとつに過ぎないと思っている方も多いのではないでしょうか。

実はあなたの心と身体に語り掛けてくれるような生活そのものに深い意味を与えてくれる、インド・スリランカで発祥した5000年の伝統をもつ世界最古の医療なのです。

そこで、今回はアーユルヴェーダをあなたの生活にも取り入れて、毎日イキイキ、健康的にキレイになれる方法をお伝えします。



アーユルヴェーダを日々の生活に取り入れて健康と美容を促進させる実践方法

アーユルヴェーダについて知ろう!

アーユルヴェーダとは、自分の心と身体の状態を知り、バランスのとれた生活を送るための方法を教えてくれる実践的な生活医学です。
「ヴァーダ(風/空)」「ピッタ(火/水)」「カパ(土/水)」という3つ生命エネルギーから成り立つ「ドーシャ」が心身の健康を支配しているとされています。

この3つバランスにより自分は今どのような状態なのか、どの傾向が強いかを知ることができ、バランスが取れた状態が健康としています。

アーユルヴェーダそのものの理論をそのまま生活に取り入れることは難しいため、私たちの日常生活を生活時間、行動、食事、心の色に分けてアーユルヴェーダを取り入れやすく応用して実践できる方法をご紹介します!

理想的な時間の過ごし方とは?

アーユルヴェーダでは、朝と昼は太陽を浴びて活動をする「体の時間」、夜は「精神の時間」としてゆっくり過ごすことが理想です。

<1日の理想的な流れ>

・起床は6時が理想
・起床後は白湯を飲んで老廃物を流す
・午前中の時間は、身体が様々なメッセージを感じ取ることができる時間帯。
・昼食はアーユルヴェーダの中では最も重要とされ、消化機能が上がっている12:00前後が理想。
・夕方は感覚が鋭くなる時間のため、たくさん動くとよい。また排泄の時間でもある。
・就寝の理想は22:00で、精神的消化の時間、肉体的回復の時間である。

心を落ち着けて生活することで自分の身体の声にも敏感になることができ、ゆっくり時間を過ごしたり、日常に変化を取り入れてみたり、心と身体のバランスを上手にとれるようになりましょう。

理想的な行動とは?

今や欠かせないパソコンやテレビ、スマホなどの何気ない行動や感情も「ドーシャ」にどのように影響しているかアーユルヴェーダの考え方で見ることができます。

<パソコンやスマホ>

今の時代、パソコンやスマホから離れた生活をするのは不可能に近いです。

そのため、合間に身体を伸ばしたり、目を瞑って休める、連続した長時間の使用を避けるなど、ケアに気を付けて上手に付き合いましょう。
首や腕、手をオイルでマッサージすることも良いです。

<テレビ>

視聴時間や番組内容に気を付け、負担が重くならないようにすることが大切です。
特に内容は感情にも影響しますので、気分転換をしたり、運動や食事などで心と身体を休めながら付き合うことが大切。

<自分の感情>

「ドーシャ」のバランスは心にも影響を与えることから、マイナスな感情を抱きやすくなり、それに対応するための他の「ドーシャ」も過剰になってしまい負の連鎖が起きます。
負の連鎖を起こさないためには、自分の感情を客観的な視点で見ることが大切で、特に自分の負の感情も受け入れることができると理想です。

心身とも影響を受けるパソコンやスマホですが、今や欠かせない存在ですね。
心身のバランスを保つ工夫をして、上手にお付き合いをしていきましょう。

理想的な食事とは?

アーユルヴェーダが考える食事は「アグニ(消化)」「アーマ(未消化の物)」「マラ(老廃物)」という3つの要素を基に考えられています。
特にアグニとアーマの概念が重要視されており、アグニの不順と、アーマの増加が病気につながると言われているため、食事では気を付けたい点がいくつかあります。

<アーユルヴェーダ式食事のポイント>

・食事のタイミング

空腹を感じた時に、前の食事の消化が終わっていることが自覚できてから食べることがポイントです。
さらに感情的な時やテレビを見ながらの食事は向かないため、心を落ち着け、よく噛んで食べましょう。

・食事の量

腹7分目から8分目にし、満腹を感じたら終わりましょう。
できるだけ、作りたてのもの、その土地で採れた物、旬の物を食べ、飲み物は常温が理想です。

・味のバランスをとる

甘味、塩味、辛味、酸味、苦味、渋味の6つの味をバランスよく取り入れましょう!

食事は心にも影響をする大切な役割を持っています。
日ごろから落ち着いた環境の中で、落ち着いた心で、バランスの良いものを、よく噛んで食べる習慣をつけましょう!

色によるドーシャへの影響

カラーセラピーなんていう心理学があるように、アーユルヴェーダでも色別に心に影響する特徴があります。

<色による特徴と影響>

・赤

物事や精神にエネルギーを与えると同時に、温かさや刺激も与えてくれます。
疲労や緊張など心が高ぶっている人には控えた方がよい色です。

・オレンジ

喜びや明るさを与えてくれる色で、身体も温める効果があります。
さらに強いオレンジや暗いオレンジはその効果はより強くなります。

・黄色

知性や理解力を高め、寿命を延ばしてくれる色です。
さらにオレンジより明るいことから、気持まで明るくしてくれる色でもあります。

・緑

中間色とも言われる緑は、心と身体のバランスがとれる色であり、心を落ち着け、感情のバランスを保ってくれます。リフレッシュにも最適な色です。

・青

心と体を落ち着け、冷静さを与えてくれる色です。また、疲労回復も促進してくれます。

・紫

青と同じく冷静さを与えてくれる色であると同時に、宇宙の意識を目覚めさせる色とも言われているほど感情を鋭くしてくれます。


普段意識して生活することのないアーユルヴェーダを紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

調べてみるとわかるとおり、これだけでは表せないほど深いアーユルヴェーダですが、日常生活に取り入れることができるポイントがたくさんあります。まずは自分の心と身体のバランスに耳を傾け、1日1日を大切に過ごしていきましょう!それがいずれはあなたの健康と美容につながるはずです。

まとめ

アーユルヴェーダを日々の生活に取り入れて健康と美容を促進させる実践方法

・アーユルヴェーダは、自分の心と身体の状態を知り、バランスのとれた生活を送るための実践的な生活医学
・朝と昼は太陽を浴びて活動をする「体の時間」

<アーユルヴェーダ式食事のポイント

・空腹を感じた時に食べる
・食事の量は腹7分目から8分目にし、満腹を感じたら止める
・甘味、塩味、辛味、酸味、苦味、渋味の6つの味をバランスよく取り入れる

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