フコイダンは海藻類のぬめりに含まれる成分で、近年、そのアンチエイジングや美容・健康への効果が注目されています。海藻類といえば、「まごわやさしい」と言われるように、日本人が古くから和食文化に取り入れ、親しんできた食材ですね。

今回は、フコイダンに期待できる効果と、普段の食事にフコイダンを取り入れられる食事法についてお伝えします。

フコイダンで免疫力UP!アンチエイジングに期待できる5つの食事法

1.フコイダンの驚くべき体に嬉しい効果

フコイダンを含む食材は、海藻類のもずく、昆布、めかぶ、わかめなどです。

フコイダンには体の免疫にかかわる機能を活性化させる働きがあり、免疫力を高める効果があります。免疫力が下がると風邪や感染症にかかりやすくなりますが、免疫機能を向上させることで、病気に対抗する体づくりをサポートしてくれるのがフコイダンです。

また、フコイダンには胃の粘膜を保護し、胃の働きを活発にする働きがあります。2015年に開催された第17回日本神経消化器病学会でも、フコイダンの研究が発表されています。研究では、機能性胃腸症(ＦＤ)と診断された8人がオキナワモズク由来のフコイダンサプリメントを4週間飲用し、その後さらに4週間を観察しました。摂取前後を比較するアンケートでは、全員が体の調子が良くなったと実感したそうです。

機能性胃腸症(ＦＤ)とは、検査をしても異常がないにも関わらず、胃の不調を感じる症状に対して使われる診断です。実はＦＤは、男性よりも女性に多いといわれています。何かとストレスを抱えがちな現代女性にとって、フコイダンは嬉しい成分といえますね。

さらに、フコイダンにはアレルギー抑制効果、肝機能の向上効果などがあり、健康で若々しい体を保つのに、フコイダンは効果的な成分であるといえます。

。では次に、これらを使ってフコイダンを手軽に摂れる食事法について見ていきましょう。

2.フコイダンが豊富!もずくと卵のスープ

海藻類の中でも特にフコイダンが豊富なのがもずくです。そんな優秀食材であるもずくを使った温かいスープは、胃腸をいたわるやさしいメニューです。

3.常備菜に!自家製の昆布の佃煮

昆布にはフコイダンの他、水溶性食物繊維のアルギン酸や、褐色の色素成分であるフコキサンチンが含まれています。アルギン酸は消化管をゆっくり通過して消化・吸収を遅らせたり、脂質の代謝を正常にする効果があり、フコキサンチンには体脂肪を燃えやすくする効果があります。昆布はダイエットの味方といえますね。

ここでは早煮昆布を使って簡単にできる常備菜、昆布の佃煮の作り方をご紹介します。

4.食物繊維たっぷり!鮭わかめご飯のおにぎり

身近なわかめにもフコイダンの他、昆布と同様にアルギン酸やフコキサンチンが含まれています。わかめといえばお味噌汁などの汁物が定番ですが、ここでは主食になるおにぎりの作り方をご紹介します。麦ごはんを使うことで食物繊維もたっぷり摂れます。

5.ヘルシーおかず!めかぶ梅納豆の温やっこがけ

めかぶはわかめの根本部分を乾燥させたもので、わかめや昆布と同様にフコイダンやアルギン酸、フコキサンチンを含みます。ここでは、めかぶを使った低カロリーでお腹も満足なおかずをご紹介します。温かい温やっこでお腹も冷やさず、冷え性の女性にもおすすめです。

いかがでしたか？ フコイダンを含む海藻類は、どれも低カロリーでいろいろな料理に使えるのが魅力ですね。いつもの食事に取り入れて、あなたの元気とキレイをサポートしましょう!