後頭部に激しい頭痛がおきた時にチェックすべき原因と5つの対処法

Headache

ズキッ!と感じる後頭部の痛み。どことなくいつもの頭痛と違うような気もするけど、まぁいいか!などと軽く考えて・・・本当に大丈夫ですか?何もなければ幸いで、実は大きな病気のサインだったってこともあるのです。頭痛薬で良くなる程度の痛みであれば様子見でも構わないかもしれませんが、頭がカチ割れるくらいの強烈な痛みや、立っていられなくなるほどの重度の頭痛は、特に注意した方が良いと思います。

病院で見てもらうのが一番ですが、頭痛が起きるたびに病院に行ってはきりがないという方もいらっしゃるでしょう。では、今回はもし後頭部に激しい頭痛がおきた時に必ずチェックしてほしい5つの原因とその対処法をお伝えします。頭痛が起きる前に、予備知識として頭の中に入れておきましょう!



後頭部に激しい頭痛がおきた時にチェックすべき原因と5つの対処法

原因:1ガーンと頭を打ち付けるような頭痛がサイン!くも膜下出血


くも膜下出血とは、脳を覆うくも膜下が出血して、激しい頭痛を引き起こすと言います。頭をガーンと打ちつけられるような激しい痛みが襲って、同時に吐き気や発熱などを伴う場合もあるのです。

<対処法>
くも膜下出血が起きてしまったら、一分一秒を争う事態ですのですぐに病院へ行くことが先決です。ですが、ひどくならないようにするには、前兆となる頭痛に気づくことです。どうやら数日前から、軽めの頭痛を感じていたという方がほとんどです。

普段から偏頭痛もちの方は気づくことが難しいかもしれませんが薬を飲んでも効かない、痛みが増している、もう何週間も頭痛が続いているという時は、早めの対処が一番ですので、精密検査をオススメします。

原因2: 急な後頭部の激しい頭痛は、脳出血を疑え


急に後頭部に激しい痛みを感じたら、脳出血を疑いましょう。偏頭痛であれば、徐々に痛みが来るはずですから、急に立っていられないくらいの痛みはきません。

<対処法>
激しい痛みを感じて、立ってもいられない程でしたら、無理に動くことはせずに横になって、救急車を呼びましょう。頭を打ち付けるような急な後頭部の痛みは、普通ではありません。動かないのが1番です。

原因3: 後頭部の頭痛がだんだん強くなっていくのは、脳腫瘍のサイン?


脳腫瘍の場合は、突然突き落されるような後頭部の頭痛というより、徐々に痛みを増していくことが多いです。最初は何となく痛かったのが、どんどん痛みが増していくのでおかしいな?という具合に変化していくのです。

<対処法>
脳腫瘍は一気に、頭痛を引き起こすほどの大きさにはなりません。徐々に時間をかけて大きくなっていき、それがいずれ脳の血管などを圧迫することによって強い痛みとなって表に出てくるのです。ですから、軽めの頭痛が長い間続いているという方は、初期段階での何らかのサインかもしれませんのできちんとした検査を受けることをオススメします。

大丈夫という確証は、脳の中を見てみないことには判断できません。私達が出来る対処法としましては、自分の小さな身体の異変に気づくこと。定期的な健康診断を受けることです。

原因4: 高熱の後の激しい頭痛に要注意!髄膜炎・脳炎の疑い


お子さまがいらっしゃる方は、髄膜炎や脳炎がとても恐ろしい病気であることをご存知の方が多いと思います。髄膜炎は、新生児や乳幼児に多くみられる病気ですが、まれに成人にも起こります。髄膜炎は、脳や脊髄の表面を覆っている髄膜にウィルスや菌が感染して、急性の炎症を引き起こすのです。

最初は風邪かな?という症状ですが、状態は急速に悪化します。次第に高熱が出て、下がった時に頭痛の症状が出てきたら、次は頭痛です。

<対処法>
お子さまは風邪の症状かと油断していると、とたんに症状が悪化して、重篤なケースになる可能性があります。また、自分の口で頭が痛いとか、だるいなどの症状を言葉に出来ないので、周りの大人が小さなサインに気づいてあげることが一番の対処法です。頭や耳をしきりに触ったり、ぐったりしていたり、顔色が悪かったりなど小さな変化を感じたらすぐに病院に行きましょう。新生児や乳幼児の場合は、迷っている暇などありません。早めの対処に越したことはないからです。

原因5: 後頭部を強くぶつけた後の頭痛は、慢性硬膜下血腫の疑いあり


後頭部を強く打ちつけてしまった、転んで頭を強くぶつけたなどの場合は、それ以後の経過をきちんと見ていきましょう。後頭部をぶつけた後に気持ち悪くなったり、めまいがしたりと明らかな身体の異変があった場合には、慢性硬膜下血腫の疑いがありますので、レントゲンを撮って確かめる必要があります。

<対処法>
こちらに関しては、外的な衝撃が原因となっています。ですから、一番は転んで後頭部を打ち付けることのないように行動することが一番大切です。ぶつけてしまった後は、出血していないからと言って安心せずに、その後体調に異変がないのかきちんと確認しましょう。


いかがでしたか?
たかが頭痛と思ってはいけません!後頭部の激しい痛みには、絶対に何か原因があるはずです。絶対に放っておくことはせずに、激しい頭痛の原因をしっかりとしておきましょう。

まとめ

後頭部に激しい頭痛がおきた時にチェックすべき原因と5つの対処法

原因1: ガーンと頭を打ち付けるような頭痛がサイン!くも膜下出血
原因2: 急な後頭部の激しい頭痛は、脳出血を疑え
原因3: 後頭部の頭痛がだんだん強くなっていくのは、脳腫瘍のサイン?
原因4: 高熱の後の激しい頭痛に要注意!髄膜炎・脳炎の疑い
原因5: 後頭部を強くぶつけた後の頭痛は、慢性硬膜下血腫の疑いあり


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