【若年性認知症】という病をご存知ですか?テレビなどで特集されているのを見たことある方もいるでしょう。
若年性認知症とは、64歳以下の人が発症する認知症の総称です。よく若年性 アルツハイマーと言う言葉を聞きますが、若年性認知症はアルツハイマー型だけではありません。若年性認知症は、気付きが早いほどに色々な対処が行えるので、出来るだけ早く自分の意変に気が付くことが大切です。
そこで、ぜひ今回のチェックポイントを意識してみて下さい。何かしらに当てはまったり、自分で異変を感じる時には、早めに医師の診断を受けることをオススメします。
今すぐチェック!若年性認知症を疑った時の5つのチェックポイント
1.普通の生活が送れない、重篤な記憶障害
若年性認知症の場合、初期症状の中で一番目立つのが【記憶障害】です。自分では単なるモノ忘れ程度にしか感じていない場合でも、周りの人から見たら重篤な記憶障害の場合もあるのです。
たとえば、若年性認知症は以下のような記憶障害が見られます。
・ご飯を食べた記憶がない。
・今日がいつなのか分からない。
・メモしないと、全てを忘れてしまう。
このように普通の生活を送ることが難しいくらいの記憶障害が起きてしまうのです。本人に悪気はないのですが、周りの人がストレスを感じ始めるかもしれませんね。
2、どうして?やり慣れたことが出来ない
若年性認知症を発症すると、今まで当たり前のように出来ていたことが出来なくなってしまう、または困難な作業になってしまうということがあります。
たとえば、若年性認知症は以下のような記憶障害が見られます。
・テレビの操作方法に手間取る。
・お金の管理が出来なくなる。
・おつりが計算できない。
・やり慣れたゲームのルールを忘れる。
今までごく普通に出来ていたことが困難になれば、当然本人も気が付きます。しかしながら、そのことを周りの人に言い出せないことが多いようです。
3、日付・季節・場所が全く分からない
若年性認知症になると、日付や季節、時の流れが把握できなくなります。極端に言えば、今ここで起きていることしか把握できなくなってくるのです。
たとえば、若年性認知症は以下のような記憶障害が見られます。
・自分がどうしてここにいるのか分からなくなる。
・自分の居場所が分からない。
・何のためにしているのか分からない。
日付は普通の人でもド忘れしてしまうことがありますが、さすがに季節を忘れる人はいないでしょう。暑いのに冬と言ったり、寒さを感じなくなったりと、周りの状況に鈍感になってしまうのも若年性認知症の1つの症状だと言われています。
4、話すことに違和感を覚える
今までは普通に会話を楽しんできた人も、若年性認知症になると他人と話すことが困難に感じるようです。
たとえば、若年性認知症は以下のような記憶障害が見られます。
・何度も何度も、同じ話を繰り返す。
・言葉が出て来ない。
・言葉の使い方を間違える。
・他人と会話を楽しめない。
会話を楽しめなくなると、どうしても人と会うことが嫌になって、自分の殻に閉じこもってしまいがちです。
自分ではうまく話しているつもりでも、周りの人が違和感を覚えるケースもあれば、自分で周りの会話についていけないと落ち込むことも少なくないようです。
落ち込んでしまう前に、少しでも早く自分の病気に気が付くことが大切です。
5、物忘れが限度を超えている5、物忘れが限度を超えている
年齢を重ねるごとに、物忘れはします。しかしながら、若年性認知症は特にその症状が強く表れてしまうのです。
たとえば、若年性認知症は以下のような記憶障害が見られます。
・どこかで置き忘れてしまったのに、気がつかない。
・どこに置き忘れたのか、全く見当がつかない。
・いつも何かを探している
・なくなったという現実を受け入れないので、誰かのせいにする。
・冷蔵庫の中に印鑑や通帳を入れる。
・タンスの中に生鮮食品をしまってしまう。
このように、普通の生活ではありえないようなことが起きてしまいます。これは、さすがに周りの人も気が付きますよね。
いかがでしたか?若年性認知症は、誰にでも起こりうる病気です。
自分でその異変に気がつくことはなかなか難しいので、周りの人がきちんと異変を感じ取ってあげることが大切です。
もしかしたら、あなたの身近な人が人知れず悩んでいるかもしれません。症状が進行してしまう前に、きちんと医師の診断を受けることが非常に大切です。
まとめ
今すぐチェック!若年性認知症を疑った時の5つのチェックポイント
1、普通の生活が送れない、重篤な記憶障害
2、やり慣れたことが出来ない
3、日付・季節・場所が全く分からない
4、話すことに違和感を覚える
5、物忘れが限度を超えている