いつまでも若々しい体や肌を維持したいと思うのは、女性だけでなく男性でも願うことです。ですが、年を重なるごとに、体が疲れやすくなったり、肌にはシワやたるみがあらわれるなどの老化を年々感じるようになります。
この老化は毎日の生活で食い止めることはできるのでしょうか?その答えはしっかりと体調管理をして、老化に負けない体を維持ですることです。今回は、老いを抑制する体調管理を徹底し、アンチエイジング効果を得られる7つの方法をご紹介します。
体調管理を万全にして老いない体を手に入れる6つの方法
方法1.老化のメカニズムとは?
そもそも、老化とはどんなものなのでしょうか?医学的に言うと細胞の数が少なくなって機能が低下するというのが老化の定義です。
老化が進むことで、内臓機能の低下や、免疫系の弱まり、ホルモン分泌の減少などが起こり、白髪が増えたり、肌にハリがなくなりシワが増えるという言った現象が現れます。
現段階で老化のメカニズムはたくさん研究されていますが、下記が代表的な老化説です。
老化や寿命は遺伝子にプログラムされているという説
●テロメア…
DNAの末端にあるテロメアが細胞分裂のたびに短くなり、これが無くなると細胞の寿命が尽きるという説
●DNA損傷…
DNAが複製を繰り返しているうちに化学物質などの影響を受けて、正常に機能しなくなって老化が進むという説
●免疫系…
免疫機能が低下して老化が進むという説
●ホルモン…ホルモン機能の衰えによって老化が進むという説
●活性酸素…
体に摂り入れた酸素の一部が活性酸素になって、細胞やDNAを傷つけるため、老化が進むという説
実はこれらの学説の全てに関連するのが「活性酸素」で、現代ではアンチエイジングの基本と位置付けられています。
方法2.老化を促進させる活性酸素とは?
酸素は通常、原子の周りに8個の電子を持っていますが、それぞれ2個ずつペアになっています。この電子の数が減るとペアが崩れ、不安定になったものが活性酸素です。ペアが崩れると不安定なので、身近にあるたんぱく質や、脂質などと結合して落ち着こうとして、近くにあるあらゆる物質から強力に電子を奪うのです。電子を奪う行為によって細胞膜、DNA、たんぱく質などが傷つけられ、老化現象として現れるのです。
ただし、活性酸素は悪いだけの存在ではなく、体の中に入ってきた異物を白血球が処理する時にサポートし、免疫機能で役立っています。要するに適量であれば問題はないのですが、増えすぎると体にとって負荷をかけ、老化を促進するということです。
方法3.活性酸素を増やしてしまう生活習慣とは?
しっかりと体調管理をしているつもりでも、下記のような生活習慣を持っていると、活性酸素を増やし、知らないうちに老化を促進させてしまっています。できるこのような習慣を避け、老化をストップさせましょう。
×タバコを吸う
×過剰なアルコール飲酒
×食品添加物の過剰摂取
×薬の飲み過ぎ
×過剰なストレス
×食べ過ぎ、肥満
×砂糖の摂りすぎ
×動物性脂肪の多い食事
方法4.添加物たっぷりの食事を避ける
食品添加物が体に入る込むと肝臓で解毒するのに大量の酵素を消費させ、たくさんの活性酸素が発生します。ですが、現代食ともいえるコンビニやスーパーマーケットの加工品は、添加物に満ち溢れているのが現実です。
なんと、1人あたり年間4kgもの食品添加物が体内に入るといわれてます。老いに負けないための健康管理をするには、下記のような添加物を多く含む食品を控えて、なるべく加工していない食事を多く摂るように心がけましょう。
●添加物が多く含まれている食品
(なるべく食べない、または摂取頻度を下げる)
ハム
ベーコン
ウインナーなどの肉の加工品
いくら
明太子
筋子
たらこなどの魚の卵系
かまぼこ
ちっくわ
はんぺんなどの練り物系
市販されている漬物
減塩梅干し
など
方法5.血糖値を上げない老いをストップさせる体調管理法
血糖値が上がると老化を促進させてしまうということをご存じでしょうか?急激に血糖値が上昇すると、血液の中で糖分が変形してタンパク質とくっつき、糖化タンパク質と呼ばれる老化促進物質が作られるのです。ですので、血糖値を上げない食生活が老いをストップさせる体調管理法と言えます。
炭水化物には胃腸からの消化吸収がゆるやかで、ゆっくりと血糖値を上げるものと、消化吸収が早く、急激に血糖値をあげるものがあります。その目安いとなるのがグリセミック指数(GI値)と言われるもので、ブドウ糖を100として出される指数です。数字が大きいほど血糖値上昇が激しいことを意味し、70以上を高GI値、60以上70以下を中GI値、60以下を低GI値と言います。
精製されているものは、消化吸収が早いためGI値は高く、白米は84とかなり高めです。玄米は56で五穀米は55となります。 また、精製された小麦を使った食べものは殆どが高GI値で、中でも砂糖も含まれる菓子パンは殆どが95以上です。
ですので、パンを選ぶ際には全粒子パン50、ライ麦パン58を選ぶようにしましょう。麺類なら、うどん85よりもそば59にする方がベターです。 野菜は殆どが低GI値なので、野菜中心の食事を摂ることで、血糖値を上げない体調管理が可能になります。
方法6.血糖値を上げずに食べるコツ
血糖値を上げず、老化物質を作り出さない食事を摂るコツをご紹介させていただきます。
食物繊維は糖質の消化吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑えます。特にネバネバ成分を含んだめかぶやおずく、納豆、おくら、モロヘイヤなどがおすすめです。
●酢料理を先に食べておく
酢酸も糖質の消化を遅らせてGI値を下げてくれます。酢でなくてもレモンでもOKです。
●玉ねぎを1日50g食べる
玉ねぎを1日50g食べるとインスリン値の変動がなく、血糖値だけが下がるという作用があります。
さて今回お伝えした体調管理を万全にして老いない体を手に入れる6つの方法はいかがでしたでしょうか?
まず、老化を促進しない体調管理に大切なのが過剰な活性酸素を出さない正しい生活習慣を行うこと、そして添加物を摂りすぎない食事を摂ることです。
また、血糖値の上昇による老化を予防するためにGI値に気遣った食事内容への見直しも大切です。 ぜひ、上記の項目を体調管理法を参考に、いつまでも老けない若々しいあなたを目指してください。
まとめ
体調管理を万全にして老いない体を手に入れる6つの方法
方法1.老化のメカニズムとは?
方法2.老化を促進させる活性酸素とは?
方法3.活性酸素を増やしてしまう生活習慣とは?
方法4.添加物たっぷりの食事を避ける
方法5.血糖値を上げない老いをストップさせる体調管理法
方法6.血糖値を上げずに食べるコツ