手遅れになる前に!今すぐ確認したい甲状腺の腫れのセルフチェック6つ

甲状腺の腫れ

甲状腺の腫れなどの疾患は女性に多く、ポピュラーな病気です。でも、普段は意識しない甲状腺の疾患に気をつけるといっても、甲状腺は体のどこにあって、どんな疾患があるのか、ピンと来ませんよね。今回は、あなたがキレイで元気な女性でいるために、知っておきたい甲状腺の腫れのセルフチェックについてお伝えします。



手遅れになる前に!今すぐ確認したい甲状腺の腫れのセルフチェック6つ

セルフチェック1:甲状腺について知る


甲状腺は、のどぼとけの下あたりにある内分泌器官で、外からは分かりませんが、蝶が羽を広げたような形をしています。ここから甲状腺ホルモンを分泌し、全身の細胞の働きを活発にするという機能があります。新陳代謝を良くするので、甲状腺は体の元気をつかさどっている器官だといえます。

キレイな女性でいるためには、何よりも体が元気であることが前提ですよね。甲状腺はとても大切な働きをしている器官です。そして甲状腺ホルモンは、多過ぎても少な過ぎても色々な症状が出る、ということをまずは押さえておきましょう。

セルフチェック2:特に多い甲状腺の疾患を知る


甲状腺の疾患で特に多いのが、バセドゥ病と橋本病です。 バセドゥ病は女性の200人に一人が発症しているとされ、甲状腺の機能が過剰になることで起こります。

そして、さらに患者数が多いのが橋本病です。橋本病は20~30人に一人の女性が発症するとされています。男女比も全体の94%が女性と、圧倒的に女性患者が多いです。この数字からみても、決してひとごとではないと分かりますよね。橋本病はバセドゥ病とは逆に、甲状腺の機能が低下することで起こります。

セルフチェック3:バセドゥ病の症状チェック


バセドゥ病では甲状腺ホルモンが大量に分泌されるので、いつも運動しているのと同じような状態になります。甲状腺が腫れ、汗をかきやすくなったり、疲れやすい、動悸(どうき)がする、脈が早い、体重が減少する、眼球が突出してくる、といった症状が出てきます。症状の一部は更年期障害や疲れた時の症状とも似ているので、見落とさないように注意したいところです。

また、治療で使われる薬は妊娠中の服用に注意が必要なため、女性として体の変化にも意識を向けておくとよいでしょう。

セルフチェック4:橋本病の症状チェック


橋本病では甲状腺ホルモンが低下しているため、甲状腺の腫れ、体が冷える、気力がない、疲れやすい、むくみやすい、記憶力が低下する、といった症状が出てきます。こちらの症状は、一部がうつ病の場合と似ているため、混同しないように気をつけたいですね。

また、甲状腺の機能低下が胎児に影響を与える可能性があるため、計画的な妊娠や、体の変化に気をつけて妊娠に早く気づく、といった意識を持っておくといいでしょう。

セルフチェック5:食生活を振り返る


甲状腺の機能が低下している場合に気をつけたい食材が、昆布です。昆布といえば食物繊維が豊富で、女性には嬉しい食材だと思いますよね。

でも、昆布には甲状腺の機能低下を助長するヨードがとてもたくさん含まれています。健康な人が適量食べる分には構いませんが、機能が低下している人が毎日たくさん食べたり、そうでない人も、昆布を大量に食べる昆布ダイエットなどは控えた方が良いです。美容と健康には、やっぱりバランスの取れた食生活をするのが一番です。

セルフチェック6:気になる時は専門病院で検査を受ける


自分は健康診断を受けているから大丈夫、と思っていても、健康診断の血液検査では甲状腺のチェックは行いません。つまり、健康診断では甲状腺異常が分からないということです。もしあなたに気になる症状があれば、専門病院を受診しましょう。血液検査で甲状腺に異常がないかどうかを調べることができます。


いかがでしたか?
甲状腺の疾患として多いバセドゥ病も橋本病も治療薬があり、命にかかわることはありません。しかし、ただの疲れと思ってそのままにしたり、更年期障害やうつ病と間違えると、きちんとした治療ができません。

セルフチェックを知ることで正しい治療を受けられ、妊娠や出産といったライフステージにも備えることができます。あなたがこれからも女性として輝き続けるために、役立つセルフチェックとなることを願っています。


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