悪玉コルチゾールをやっつけて、ヤバい老化を防ぐ7つのステップ

cortisol

コルチゾールというストレスホルモンが老化に密接に関係するという事実をご存知ですか?コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンで、糖質コルチコイドの一種です。糖代謝をはじめ、さまざまな代謝や、免疫機構にも関与している生命維持に不可欠なホルモンです。このコルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれ、過度なストレスを受けると分泌が増加します。実はこのコルチゾールがアンチエイジングの敵なのです。

ストレスによりコルチゾールは体内で大量に分泌されると、免疫力の低下や、やる気の低下、記憶の低下などが起きます。とは言っても、日々の生活の中でストレスを感じてしまったり、避けられない場面ってどうしてもありますよね。今回は、ストレスとうまく付き合う方法についてお伝えします。



悪玉コルチゾールをやっつけて、ヤバい老化を防ぐ7つのステップ

STEP1: コルチゾールとは何か?を理解する

コルチゾール脳下垂体から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の指令を受けて分泌されるホルモンで、ストレスホルモンとも呼ばれています。コルチゾールはストレスを感じると多量に分泌されます。ストレスが一時的な場合は特に問題はありませんが、ふだん、慢性的にストレスを感じていたとしたら要注意ですよ。それは、慢性的なストレスが体や精神に悪影響を及ぼすからです。

STEP2:イライラは老化の始まり!?コルチゾールがやってくる

コルチゾールは、糖代謝や、摂取したエネルギーを消費し余分は蓄え必要なときに利用する糖代謝をはじめ、タンパク代謝、骨代謝、電解質の代謝、脂質代謝、さらに免疫機構にも関与していて、生命維持に不可欠なホルモンです。炎症を抑制する作用もあり、体のむくみや痛みを減少させる作用もあります。
このように体にとってありがたいホルモンなのですが、ストレスによるイライラに敏感に反応して大量にコルチゾールが分泌されてしまい、体に悪影響を及ぼしたり、老化を早めてしまったりすることがあるのです。

たとえば、免疫力が低下するために感染症にかかりやすくなったり、抗酸化酵素の働きが弱まって、アンチエイジングの大敵の活性酸素によって細胞が酸化されやすくなり、老化が進んでしまいます。その他にも感情が鈍くなったり、大脳辺縁系にある海馬(記憶の一時保管所)が萎縮して、記憶力が低下したりします。つまり、イライラは老化の始まり!ということです。
とは言っても、ストレスの多い現代では避けようとしても回避できないことは多いです。ストレスを避けることばかりに集中してしまうと、またそれもストレスを生み出す原因になってしまいます。
では、どうやってストレスに対処するの?って話ですよね。それは、ストレスと上手につきあうことです。

さて、ここからは、いよいよストレスと上手につきあい、イライラを失くす方法を実践していきましょう!

STEP3:生活に余裕も持たせて心を落ち着かせよう

ストレスを感じでイライラする時ってどんな時ですか?
時間がなかったり、物事がうまくいかなかったり、他人のちょっとした言動や行動が勘にさわったり。。。。後で考えると『なんであんな事で怒ってイラついていたんだろう??』なんていうことは誰もが経験していますよね。

私たちがイライラしている時は、心に余裕が無くなっているときなんです。
ストレスを減らして心の余裕を取り戻すには、リラックスできる方法を生活の中に取り入れてみて下さい。
例えば、アロマやお香など香りによるリフレッシュや、忙しい時にこそ、時間をとってゆっくりと食事をしたり、意識して生活に余裕を持たせてみてください。

STEP4:アロマテラピーでリラックス&リフレッシュ

特におすすめなのが、アロマテラピーです。夜、香りを楽しみながら、アロマオイルで手足をゆっくりマッサージしてみて下さい。 昼間の苛立ちがウソのようになくなって、リラックスしますよ。

ラベンダーやネロリ、マージョラム、ベチバー、ローズマリーなどエッセンシャルオイルがリラックス効果やリフレッシュ効果が高いです。
アロマテラピーは、香りによるリラックス効果もありますが、エッセンシャルオイルの成分が皮膚から浸透し循環器系から全身へと運ばれて、血行の流れがよくなります。それにより体温が上がってコルチゾールによる、体の抵抗力の低下も防ぐことができます。

STEP5:イライラと無縁の呼吸法を身につける

一瞬にしてそのイライラを落ち着かせる方法があります。ストレスを感じたら、まずはすぐにその場を離れてましょう。
そして、目を閉じゆっくりと深呼吸します。

<心を落ち着かせる深呼吸のやり方>

  1. 4〜6秒かけて、ゆっくりと息を吸い込みます。(酸素が脳そして全身の末端まで行き渡るようなイメージしてください)
  2. 息を吸う時はお腹を凹めて、もうこれ以上吸えなくなったら、3〜4秒息を止めます。
  3. 口または鼻から6〜8秒程かけて、ゆっくりと吐いていきます。
  4. 息を吐くときは丹田“(たんでん)=おへそのすぐ下あたり”を意識して緩めます。
  5. 深呼吸はできれば3分以上続けるとより効果的です。

ただの深呼吸と思わないで、一度やってみて下さい。ビックリする程、一瞬でイライラがなくなりますよ。しかも深呼吸はジャック・シルード博士の研究によって、最も効果的にリンパ液を動かす方法だということが証明されています。
体の抵抗力を高めるために、一日3回食事前にこの深呼吸をやることも、おすすめです。

STEP6:6時間以上の睡眠を確保しよう

寝不足の日や無理に早起きした日に、1日中小さなことなどにイライラした経験はありませんか?これ、1日中コルチゾールレベルが上昇している可能性が高いです。眠いのに無理して起きることは、一種のストレスであるため、睡眠不足の生活を続けていると、免疫力が低下して風邪などにかかりやすくなったりします。

しかも、睡眠不足になると成長ホルモンがきちんと分泌できなくなって新陳代謝が鈍り、お肌のターンオーバーな邪魔されてしまいます。成長ホルモンは午後10時から午前2時の間に、もっとも分泌されるので、夜更かしは厳禁ですよ。
精神的にも肉体的にも6時間以上の睡眠を確保しましょう。

STEP7:まさかのウソ笑いで免疫力がアップ☆

ストレスを感じてイライラしてしたら、口角を上げて笑顔を作ってみてください。ウソ笑いで構いません。すると不思議な事に脳は楽しいことがおきているんだと勘違いしてポジティブな気持ちに変化します。これはアメリカの心理学者、ポール・エクマン博士によって、科学的に実証されています。
しかも口角をグッと上げる事によって、口元の筋肉も動きますから、口元がたるんで老けて見えてしまうことも防ぐ効果もあります。
それになによりも、あなたの笑顔は周りの人にも影響して、ハッピーな雰囲気になれば、ストレスを感じる事もなくなるはずです。

さてさて、今お伝えした悪玉コルチゾールをやっつけて、ヤバい老化を防ぐ7つのステップはいかがでしたか?
この7つのステップを知らずに、毎日小さなことでイライラし続けるのと、ストレスとうまくつき合い、イライラを失くす方法を毎日の生活に取り入れて過ごすのとでは、10年後のあなたにどんな変化をもたらすのか考えてみて下さい。

10年後にシワやシミだらけでいつも怒っているあなたと、いつも笑顔で若々しいあなたのどちらを選びますか?もちろん、あなた自身ばかりではなく、周りの人にも幸せをふりまく笑顔のあなたですよね!
この方法を実践することにより、コルチゾールの分泌を抑え、あなたのアンチエイジングのお役に立てる事を心から願っています

まとめ

悪玉コルチゾールをやっつけて、ヤバい老化を防ぐ7つのステップ

STEP1: コルチゾールとは何かを理解する
STEP2:イライラは老化の始まり!と肝に銘じる
STEP3:生活に余裕も持たせて心を落ち着かせる
STEP4:アロマテラピーでリラックス&リフレッシュ
STEP5:イライラと無縁の呼吸法を身につける
STEP6:6時間以上の睡眠を確保する
STEP7:まさかのウソ笑いで免疫力がアップ☆

 


 

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