「最近、なんとなく落ち込みやすい」「食欲が落ち気味…」、そんなプチ不調にお悩みなら、生活の中にハーブを取り入れてみませんか?
中でもレモンバームは、古くから「長寿のハーブ」として知られ、広く親しまれてきたハーブです。その効果はとても幅広く、抗うつ作用や鎮静・鎮痛作用、抗アレルギー作用、安眠作用など様々あります。
「病院に行く程ではないけれど不調を感じる」「薬に頼らずにストレスや不調を改善したい」「ナチュラルな方法で疲れを癒やしたい」。そんな女性に心強いハーブが、レモンバームです。
今回は、レモンバームの効果で体の不調をナチュラルに正常に戻す方法についてお伝えします。
レモンバームの効果で体の不調をナチュラルに正常に戻す方法
レモンバームの基礎知識
レモンバームはシソ科の多年生のハーブで、別名をメリッサやセイヨウヤマハッカ、コウスイハッカともいいます。
レモンバームはその名前の通り、レモンに似たさわやかな香りと、クセがなく飲みやすい口当たりが特徴です。ハーブを敬遠する方の多くは、個性的な香りや味が苦手である場合が多いようですが、レモンバームはどなたにでも好まれやすく、ハーブが苦手な方や、ハーブ初心者の方にもおすすめです。
また、レモンバームは繁殖力が強く、耐寒性があり、育てやすいハーブとしても知られています。
レモンバームの嬉しい効果を知ろう!
レモンバームには次のような効果があります。
〈レモンバームの効果〉
・抗うつ作用
・鎮静・鎮痛作用
・食欲増進作用
・消化促進作用
・抗アレルギー作用
・生理不順の改善
・抗菌作用
・抗ウイルス作用
・抗炎症作用
・安眠作用
・発汗作用
現代は女性の活躍が推進されている時代。女性が社会で活躍するのは素晴らしいことですが、一方で、忙しさに追われ、体にちょっとした不調を感じるようになったり、不調を感じていても休みづらいという女性が増えているようです。
第一三共ヘルスケアが、働く女性の頭痛について調査したところ、3人に1人が週に1回以上の頭痛を感じていると回答したそうです。
何かとストレスを抱えがちな現代女性にとって、心身の様々な不調に効くレモンバームは嬉しいハーブであるといえますね。
レモンバームのおいしい飲み方
レモンバームの飲み方は、他のハーブティーを淹れる時と同じ方法です。
〈レモンバームの淹れ方〉
①大さじ1杯のレモンバームと熱湯をティーポットに入れる
②2~3分程蒸らし、好みの濃さになったらカップに注ぐ
甘さが欲しい時にははちみつをプラスしてもおいしくいただけます
リラックスタイムに飲む、食後に飲んで消化を助ける、夜眠る前に飲んで心を落ち着かせるなど、気分や不調に合わせて楽しみながら飲んでみてはいかがでしょうか。
レモンバームを料理で味わおう
また、レモンバームは料理に取り入れることもできます。ここでは、レモンバームを使った「焼き鮭のマリネ」の作り方をご紹介します。東洋医学で温め食材とされる鮭と、血行をよくするお酢と玉ねぎ、食物繊維の豊富なしめじを使ったヘルシーなメニューです。鮭やオリーブオイルには抗酸化作用があるので、アンチエイジングにもおすすめです。レモンバームの香りが料理をいっそう引き立ててくれます。
〈焼き鮭のマリネの作り方〉(1人分)
①ボウルにお酢大さじ2、砂糖大さじ1、塩小さじ1/2、オリーブオイル大さじ1を入れてよく混ぜ、マリネ液を作る
②生のレモンバームの葉をさっと洗い、一部を飾り用に残して後は包丁で刻む
②鮭1切れに塩・こしょうをふり、小麦粉を薄くまぶす
③フライパンにオリーブオイル小さじ1を入れて熱し、鮭を皮目を下にして入れる
④鮭にこんがり焼き色がついたら裏返し、空いたところへスライスした玉ねぎとしめじ、刻んだレモンバームを加えて炒める
⑤④に火が通ったら取り出してマリネ液に漬け、味をなじませる
⑥お皿に盛り、レモンバームを添えてできあがり
精油のアロマ効果を利用しよう
レモンバームは、精油で香りを楽しみながらアロマ効果を得る方法もあります。期待する効果に合わせて、他の精油とブレンドしてみるのもおすすめです。香りの相性が良いブレンドの一例をご紹介します。
〈レモンバームと組み合わせやすい精油と効果〉
・カモミール…美肌効果を得たい時に
・ローズ…心を元気にしたい時に
・ラベンダー…リラックスしたい時に
・フランキンセンス…うつ気分の解消に
尚、レモンバームの精油はとても高価なので、レモングラスやレモンバーベナ、レモンなどとブレンドして販売されていることもあります。
自分で育ててみよう
レモンバームは手間がかからず初心者でも育てやすいハーブです。自分で育てながら、フレッシュなハーブを味わうのもいいですね。生のハーブは冷凍保存することもできる他、自分で乾燥ハーブを作ることもできます。開花時期には小さな白や黄色の花をつけます。
また、植物を育てること自体にも、心理的なメリットが期待できます。忙しい日々から離れて無心になれる、成長する喜びや達成感を感じられる、収穫して味わうことができる…など。興味があればトライしてみましょう。
〈レモンバームの育て方のコツ〉
①植え付け・種まき時期…4~5月と10月上旬、開花時期…6~7月、肥料…3~6月
②明るい日陰がよく育つ。
③水やり…土が乾いてきたらたっぷりと水を与えるようにする。
④その他のお手入れ…風通しをよくすることが病気や枯れを防ぐポイント。そのため、枝が混み合ってきたら枝を間引いて風が通るようにお手入れを。枯れ葉や枝も取り除く
いかがでしたか?
レモンバームは、味や香りを楽しみながら、体の不調にもナチュラルに効く嬉しいハーブです。お茶として飲んだり、料理に取り入れたり、アロマテラピー、さらには自分で育ててみるなど、忙しい女性でも簡単に楽しめる方法がたくさんあります。
あなたもレモンバームを取り入れた、ナチュラルで豊かな暮らしを楽しんでみませんか?
レモンバームの効果で体の不調を戻す方法
・レモンバームは手間がかからず初心者でも育てやすいハーブ
・ストレスを抱えがちな現代女性にとって心身の様々な不調に効く
・レモンバームを自分で育てると忙しい日々から離れて無心になれる
・自家製レモンバームの成長する喜びや達成感を感じられ、収穫して味わうことができる
〈レモンバームと組み合わせやすい精油と効果〉
・カモミール…美肌効果を得たい時に
・ローズ…心を元気にしたい時に
・ラベンダー…リラックスしたい時に
・フランキンセンス…うつ気分の解消に