毎日、鏡に向かってお肌や髪など色々と日々ケアしていますよね?では、体の内部、特にあまり意識することのない骨についてどうでしょう?骨年齢というものがあるとすれば、自分の骨っていったい何歳だと思いますか?
女性の40代から増えると言われる、「骨粗しょう症」にならないためにも、できれば骨は30代を維持できるように骨もケアすることができれば嬉しいですよね。まずは意識することを目標にして、骨がいつまでも若々しくいられる様に、骨のアンチエイジングのヒントをご紹介したいと思います。
知らないと骨年齢の老化を招く!?今日から始める6つのヒント
ヒント① あなたの体重は適正ですか?やせすぎていませんか?
骨年齢をいつまでも若く、また骨粗しょう症を予防するには適正な体重の維持が必要です。
いわゆる体格指数(BMI)が低いと骨密度も低下するのです。そうなると、転倒時に骨に大きな体力が加わるため骨折しやすくなってしまいます。 まずはあなたの適正な体重を知って、維持するように心がけたいですね。
18.5未満 ———低体重
18.5~25 ———普通
25以上 ———肥満
ヒント② 骨年齢のために運動していますか?
運動不足は骨密度を低下させる原因となります。なので適正な運動は骨にはとても大切なのです。エアロビクスよりはバレーボール、それよりは重量挙げというように、骨にかかる力が大きく、また繰り返しが多いほど骨を強くすることがわかっています。でも、もちろんそんなこと毎日できません。
一般的にはウォーキング、ジョギング、水泳など体重をかける運動が有効です。水中歩行は膝や腰に負担をかけずにできる手ごろな運動です。日常の生活の中で取り入れることができるような運動、例えばエレベータやエスカレーターを使わずに階段の上り下りをしたり、30分程度の散歩を楽しむ、こまめに家事をする、などでも骨には刺激になって効果はありますので、できるだけ体を動かすように意識することが大切です。
短時間で簡単にできることからでも日課になるといいですね。
ヒント③ 骨に必要な栄養素を知っていますか?
骨の形成に欠かせない栄養素と言えば?そうです。一般的に知られているカルシウムです。もちろんカルシウムは必要ですが、同様にビタミンD、ビタミンKも骨には大切な栄養素なのです。ビタミンDは骨代謝を盛んにし、またカルシウムの吸収を助けてくれる役目があります。
ビタミンKは骨の形成を促す役目があります。日頃からカルシウムとともにビタミンD・ビタミンKの摂取を意識していきたいですね。
<カルシウムを多く含む身近な食品例>
(乳製品、骨ごと食べる魚、殻を食べるエビ、葉物等に多く含まれるのが特徴) 干しえび 桜えび 煮干 ひじき チーズ しらす干し えんどう豆(塩豆) わかめ
<ビタミンDを多く含む身近な食品例>
(魚に多く含まれるのが特徴) しらす干し いわし(丸干し) いくら かわはぎ 鮭 いかなご サンマ
<ビタミンKを多く含む身近な食品例>
(緑色の濃い野菜や海草に多く含まれるのが特徴) パセリ しその葉 モロヘイヤ ほうれん草 春菊 小松菜
ヒント④ 喫煙と過度の飲酒は、アンチエイジングの敵!
タバコは一般的に、いろいろと身体に有害であると言われますが、もちろん骨にも影響があります。まず、骨のもとであるカルシウムを体内に吸収する機能を低下させてしまいます。さらに、骨の栄養素でもあるビタミン類を破壊し、骨密度の低下の原因にもなります。
そしてニコチンや煙中に含まれるカドミウムは、骨細胞に毒として働き骨芽細胞の機能を低下させます。適量のお酒は問題ありませんが、過剰に摂取すればやはり骨密度の低下の原因につながります。若々しい骨年齢を保つためにもタバコは控え、お酒の飲みすぎには注意したいですね。
ヒント⑤ お天気の良い日は日光浴を
ヒント③の項目でも述べたのですが、骨の栄養素のひとつにビタミンDが挙げられます。そのビタミンDの摂取には、日光浴がとても効果的なのです。午前中からお昼すぎにかけての日光を週に2回ほど当たることによって、十分な量のビタミンDが体内で生合成されるのです。間接的ではありますが、日光浴は骨のエイジングケアのひとつとして、大変手軽に行える方法かと思います。
しかし、日焼け自体はあまり好ましくないですので、くれぐれも日差しの強い時期の日光浴は控えてくださいね。
ヒント⑥ 夜更かしは骨まで老けていく
骨の栄養素やその栄養素の吸収をよくするためのヒントを掲げてきましたが、では実際その栄養素の吸収は、体の中でいったいいつ行われているのでしょうか。実は眠っている間に成長ホルモンが分泌され、栄養素を吸収し丈夫な骨を形成しているのです。
逆に言うと、慢性的な睡眠不足は新しい骨の形成を阻害してしまいます。 ですから、睡眠をしっかりとることは骨のエイジングケアとしてとても重要なことなのです。特に22時から深夜2時の間が、成長ホルモンの分泌量が多い時間帯です。
ですから、睡眠をとるにしても昼寝などでは無く、しっかり22時には眠りにつきぐっすりと眠ることが大切です。 せっかく適度な運動をして骨にとって栄養価の高い食事をしても、夜更かしをしてしまうと意味がありません。夜更かしはとてももったいないことなのです。骨だけでなくすべてのアンチエイジング法として、睡眠をじゅうぶんにとるということはとても重要なことです。つい夜更かしをしがちな人は、生活リズムを見直し適度な運動をするなどして、じゅうぶん睡眠をとれるように導いてください。
また、不安や苛立つ気持ちのままではなかなかよい眠りにつけません。眠る前に気持ちが落ち着くような方法をとるなどでリラックスをするのも大切です。気持ちよく眠りについて丈夫な骨を形成し、骨年齢を若返らせましょう。
さて、今回お届けした知らないと骨年齢の老化を招く!?今日から始める6つのヒントはいかがでしたか? 女性は閉経後のホルモン減少の影響で、骨細胞を破壊する骨吸収のスピードが上昇し、新しい骨を形成する骨形勢が追いつかなくなるので、なにもしなければ骨は確実にもろくなってしまいますが、骨のエイジングケアを始めることで、少しでも骨年齢の老化を止める事はできるのです。
さらに骨年齢が実年齢よりも若くなることだって有り得るのです! 今からでも遅くはありませんし、まして早すぎるなんてこともありません。あなたも骨のエイジングケアを始めてみませんか?
まとめ
知らないと骨年齢の老化を招く!?今日から始める6つのヒント
ヒント1:適正な体重を知り維持しよう
ヒント2:適度に体を動かして骨を鍛えよう
ヒント3:骨に必要な栄養素を知ろう
ヒント4:喫煙と過度の飲酒はアンチエイジングの敵!
ヒント5:日光浴でビタミンDを摂取しよう
ヒント6:成長ホルモンの分泌のために夜更かしはやめよう