アリシンの抗酸化作用を上手に味方にする5つのステップ
ステップ1: アリシンについて知ろう
アリシンとは、強いにおいを持つイオウ化合物の一種です。主に、ニンニクや、ネギなどのユリ科の野菜に多く含まれている成分です。特に、にんにくは、アリシンを多く含む食材です。私たちがニンニクを食べた時に、においが心配することがありますが、この特有の強いにおいがアリシンによるものなんです。ニンニクが持つ有効成分はアリイン、スコルジン、ビタミンB1などで、このアリインが、アリナーゼというニンニク中に含まれている成分と、すりおろしたり、刻んだりして接触することでアリシンが生成されます。アリシンには、免疫力アップや、抗酸化作用などがあり、アンチエイジングの強い味方なんです。
ステップ2: アリシンの持つ抗酸化作用ってどんなもの?
アリシンが持つ抗酸化作用は、非常にアンチエイジングにとっては重要な役割を果たします。私たちは生きていくうえで、呼吸によって酸素を体内に取り入れますが、その酸素はふとしたきっかけで、活性酸素という、私たちにとって厄介な物質にかわってしまいます。本来活性酸素は、体内にはいってきたウイルスや細菌を退治してくれる働きもあるのですが、その強すぎる力が大切な細胞を傷つけてしまうことがあります。
その結果、細胞を酸化させてしまい、成人病などを引き起こしてしまう可能性があります。 この活性酸素は、ストレスや紫外線、喫煙などの要因で増えてしまうと言われています。活性酸素を無駄に増やさないように、紫外線に気を付けたり、禁煙したり、なるべくストレスをため込まないような生活をすることが大切ですが、ですが、それだけでは活性酸素を減らすことはできませんよね。
ここで、減らすために働いてくれるのが抗酸化作用であり、アリシンはこの抗酸化に非常に強力な働きを見せます。活性酸素によって体内の細胞が老化するのを防ぎ、アンチエイジングのためにもこの抗酸化作用を持つアリシンを摂りたいですね。
ステップ3: アリシンが含まれる食べ物とその効果
では、アリシンが含まれる食べ物は、ニンニクの他にどんなものがあるでしょうか。アリシンが含まれる食材としてはねぎ、玉ねぎ、ニラ、らっきょう、あさつき、エシャロットなどに含まれています。中でも多く含まれているのは、やはりニンニクです。香気成分や辛味成分だけあって、やはりにおいの強い食材に含まれていることがわかりますよね。アリシンは体を温める効果もあるので、冷え症に悩む女性にも効果的です。冷えはアンチエイジングの大敵なので、上手く摂取したいですよね。
ステップ4: 食べて効果的に摂取しよう
アリシンは、細胞を壊すことによって発生します。細胞を壊すには、きざんだり、つぶしたりすることが効果的です。アリシンは熱に弱くて水に溶けやすい成分なので効果的に摂取するには、生のまま、薬味として使うようにするのがオススメです。
ただ、ニンニクは生で摂取すると、食べ過ぎによって腹痛や貧血を起こすこともありますし、食べすぎると、貧血症や肝機能障害なども起こすことがあるので、食べ過ぎには注意が必要です。
また、ビタミンB1が含まれる、玄米や胚芽米、豚肉や大豆などと一緒に摂取すると、アリチアミンという物質にもなるので、疲労回復効果も認められます。納豆や冷奴にネギを添えたり、お鍋のたれにすりおろしニンニクを入れたりするのもいいですね。大豆のイソフラボンには女性ホルモンと似たような働きをしてくれますし、アリシンと一緒にとることで、さらにアンチエイジングに効果が見込めますね。
ステップ5: サプリメントも上手く活用しよう!
アリシンを摂るためには、にんにくやネギなどを摂取するのがいいとはいっても、においのきつい野菜が多いため、働く社会人にとってはなかなか摂取しにくいのが悩みどころですよね。そんな時は、サプリメントに頼るのもオススメですよ。せっかく、抗酸化作用があってアンチエイジングにも効果があるんですから、上手に摂取して効果を発揮してほしいところです。
出来れば、国産ニンニクを使っているサプリで、かつ臭い対策がされているサプリを選びたいところ。また、相乗効果が認められる、卵黄や黒酢、ノニ、鉄分などの有効成分がなるべく多く含まれているサプリを上手に選び、飲むようにしましょう。
いかがでした?
ニンニクのにおいなど、美味しいけど困るなぁと思っていた方も、あのにおいには、こんなに美容にいい成分が含まれていたことを知ったら、ちょっと見る目かわりますよね。
ただ、やはりにおいは結構きついので、上手に取り入れてアンチエイジングしてくださいね。