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成長ホルモンを増やして老けない体を作る5つの方法

「成長ホルモン」とは、脳下垂体から分泌されるホルモンです。体の様々な器官に分泌されることで、身長や筋肉の成長を促したり、新陳代謝をコントロールする、つまり若さを保つ働きをします。ですから成長ホルモンの減少は老化を早めるとも言われています。老化を遅らせるためにも成長ホルモンは必要な存在です。今回はそんな成長ホルモンを促進させて、若さを保つ方法をご紹介します。



成長ホルモンを増やして老けない体を作る5つの方法

方法その1 「成長ホルモン」の修復機能を利用しよう!

成長ホルモンは、成長の促進や新陳代謝を促す働きのほかに、細胞を修復しようとする働きもあります。運動をすると、筋肉線維が損傷を受けます。するとその部分を修復しようと成長ホルモンが多く分泌されるのです。成長ホルモンは線維芽(せんいが)細胞も増殖してくれます。

お肌のハリや弾力を支えているのが、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸。この3つの成分を作っているのが、この線維芽細胞なので、成長ホルモンが増えるという事は、お肌が若返り、ハリ・弾力・うるおいも戻してくれるのです。

アスリートの肌が綺麗で若々しいのは、運動することで成長ホルモンが多く分泌されているせいなのです。積極的にジョギングやスポーツをするのが良いでしょう。大きな筋肉を使ったウエイトトレーニングも有効です。

方法その2 簡単な運動で成長ホルモンを増やせ!

ウエイトトレーニング…と聞いただけで挫折しそうになったのは、私だけではないと思います(苦笑)。そこで家でも出来る簡単なウエイトトレーニングを紹介します。

①腕立て伏せ
床でも構いませんが、椅子を二つ並べて、肩幅で両手を置き、体のラインを一直線にしての腕立て伏せを行います。 20回・3セット行いましょう。
②スクワット
足を肩幅に開き、ひざをしっかり伸ばします。椅子に座るようなイメージで胸を張った状態で、太ももが床と平行になるように下げます。この時、ひざがつま先よりも前に出ないように注意します。
500mlのペットボトルに水を入れて両手に持つと、バランスが取りやすくなります。慣れてきたら1ℓのペットボトルに替えても、腕の筋肉も使い一石二鳥となるでしょう。
20回・3セットが理想です。
③腹筋 壁に足を向け、仰向けに寝て、両手を頭の後ろで組んで、ひざを90度に曲げた状態で壁に足をつけます。ひじをしっかり開いた状態で、頭を起こし背中を丸めます。慣れてきたら、壁から足を離して、足を空中に浮かせたまま行います。
こちらも20回・3セットです。

運動すると筋肉痛が起こりますよね?原因は筋中の乳酸濃度が高くなったからです。この乳酸を分解するために成長ホルモンは分泌されるのです。
「最初からこの量ではちょっと無理」と思ったら、その半分の回数から始めましょう。要は持続が一番だからです。無理なく日常生活に習慣づけましょう。
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方法その3 体脂肪を減らして、成長ホルモンのレベルを高めよう

体脂肪は中性脂肪が変化したもの。体脂肪が増えたということは、中性脂肪を分解する成長ホルモンの分泌が減少しているということ。増えてしまった体脂肪を減らすには、脂肪を燃焼させなければなりません。となると、やはり運動が必要…となるわけですね。
体脂肪率が、30歳未満の男性では25%以上、同じく女性では30%以上が肥満となります。
運動をする=成長ホルモンの分泌が活性化=中性脂肪を分解・体脂肪が減る=(痩せる)=若返るという図式が出来上がるのです。

方法その4 食べて成長ホルモンを増やせ!

成長ホルモンを分泌させるには、アミノ酸の一種の「アルギニン」が必要となります。アルギニンは主に、豚のゼラチン、豆類などの大豆製品、かつお節、ごまや、アーモンド・カシューナッツなどのナッツ類に多く含まれています。

そして、それらと一緒に、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルを摂ると更に効果的になります。
亜鉛は、牡蠣、豚レバー、ほや、牛肉などに、マグネシウムは、なまこ、しらす干し、油揚げ、納豆や、乾燥あおさ、青のり、わかめなどに多く含まれています。これらを運動の前後に摂るのが理想的です。

方法その5 質の良い睡眠が成長ホルモンを促進させる

昔から「寝る子は育つ」「お肌は夜作られる」などと言われていますが、まさにその通り!ぐっすり、深く眠る「ノンレム睡眠」が成長ホルモンの分泌を増加してくれます。寝ている間に体の成長を促してくれるだけでなく、お肌の細胞もきちんと生まれ変わらせ、うるおいのある肌にしてくれるますし、疲労も回復してくれます。

寝入ってからの2~3時間を、いかにぐっすり眠っているか…が重要になります。寝不足や徹夜は、体にもお肌にも大敵!夜は電気を消し、ゆったりとリラックスして眠ることが若さを保つ秘訣となるのです。

今回の成長ホルモンを増やして老けない体を作る5つの方法いかがでしたか?成長ホルモンは加齢とともに減少していきます。ですから成長期だけでなく、大人になってからの方が重要なのです。成長ホルモンを分泌させる方法を実践すれば、老いを遅らせることが可能なのです。これを機会に、成長ホルモンを増やすアンチエイジングを始めてみませんか?

まとめ

成長ホルモンを増やして老けない体を作る5つの方法

方法その1 「成長ホルモン」の、修復機能を利用しよう!
方法その2 簡単な運動で成長ホルモンを増やせ!
方法その3 体脂肪を減らして、成長ホルモンのレベルを高めよう
方法その4 食べて成長ホルモンを増やせ!
方法その5 質の良い睡眠が成長ホルモンを促進させる

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