アンチエイジングLife

便秘のツボで毎朝スッキリ!アンチエイジングに有効な5つの習慣

便秘が続くとお腹が張って不快なだけでなく、肌荒れを引き起こしたり、肌の老化の原因になったり、太りやすい体質になる事をご存じですか?つまり便秘は美容と健康の大敵。今回は便秘を防いで、腸から若々しくアンチエイジングする5つの習慣をご提案します。



便秘のツボで毎朝スッキリ!アンチエイジングに有効な5つの習慣

習慣その1 水分を摂る

人間の生命維持には大量の水分が必要です。健康な成人男性は体重の約60%、女性は約55%が水分だと言われています。体内の水分は汗や糞尿などを排出する事などによって失われていきます。水分補給が足らず体内の水分バランスが崩れると様々な症状が起こりますが、便秘もその一つです。

食べた物は胃を通過した後、小腸を経て大腸へと送られます。大腸に着いた時の食べ物はどろどろの液状で、ほぼ9割が水分です。その後大腸を通過する間に少しずつ水分が吸収され固まり、便となります。排出リズムが乱れて便が腸に長く留まったり体内の水分バランスが崩れたりすると、便の中の水分が腸に吸収されて便が固くなります。

便が固くなるとスムーズに排出しにくくなり、便秘になります。特に汗をかく季節は、知らないうちに体の水分を失い、便も固くなりがちです。一日に必要な水分の目安は成人女性で約2リットル、男性は約2.5リットルです。意識して水分を摂るようにしましょう。

習慣その2 体を冷やさない

胃腸の働きをコントロールしているのは自律神経です。自律神経とは自分が意識しなくても臓器など体の各所がきちんと機能するように働きかけ、調整する神経系統です。汗をかく・血液を流す・内臓を動かす等、自律神経の働きによるものは多岐にわたります。

この自律神経の働きが乱れると胃腸の働きも鈍ってしまいます。自律神経の働きが乱れる原因はいくつかありますが、「冷え」もその一つです。冬は寒さによって体が冷えて自律神経が乱れがちになりますし、夏でもクーラーの効いた室内に長時間居る事で体が冷えすぎ、自律神経の働きを乱してしまうのです。

お腹を触って冷たい人は要注意。下着やひざ掛け等で冷え対策をし、体の芯まで冷えるのを防ぎましょう。また体を冷やす食べ物や飲み物を摂りすぎないように注意して、体を温めるものを積極的に摂るようにしましょう。

習慣その3 バランス良く食べる

ダイエットや食欲不振などの理由で食事の量が減った場合も便秘になりますし、食生活が偏りがちな人も便秘になりがちです。便秘になると腸内にガスが発生しお腹が張り、スタイルが悪く見えるだけでなく、腸の働きが低下して代謝が鈍り脂肪を溜めやすく太りやすい体質になってしまいます。ダイエットが原因で太りやすい体質になってしまうなんて、悲しいですよね?

健康的にキレイになるには、きちんと食事をして六大栄養素である炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・食物繊維をバランス良く摂取する事が大切です。しかし現代の食生活では炭水化物・脂質・タンパク質は摂れていても、野菜や果物に多く含まれるビタミン・食物繊維などの栄養素は不足しがちです。

ビタミンは果物や野菜に多く含まれる、人体に必要不可欠な栄養素です。免疫力の向上やアンチエイジング効果が期待できます。食物繊維(特に野菜や豆類・キノコ類に多く含まれる不溶性食物繊維)は食べると腸内で水分を吸収して膨らみ、腸のぜん動運動を活発にして便秘を改善します。

便秘を改善しアンチエイジングしたいなら、ビタミンと食物繊維を多く含む野菜・果物を積極的に食べる必要があります。一日に食べる野菜の目安量は350gです。おすすめは温野菜です。生で食べるよりもカサが減ってたくさん食べられます。またジュースにして朝食替りにするのもおすすめです。

習慣その4 腸内の善玉菌を増やす

腸の中にいつまでも便が滞留していると、その便をエサとして腸内の悪玉菌が増え、腸内環境が悪化していきます。腸の中で発生した有害物質は血液の循環と共に全身をめぐり、肌トラブルや老化・病気の原因になります。腸内環境を整えるには、腸の中の善玉菌を増やし悪玉菌を減らす事が大切です。

善玉菌の代表格である乳酸菌はヨーグルトやチーズ、味噌、ぬか漬などの食品に多く含まれます。また納豆に含まれる納豆菌も善玉菌の一種です。これらの発酵食品を積極的に食事に取り入れて、腸内に善玉菌を補給しましょう。乳酸菌が腸内で増えるには、乳酸菌のエサであるオリゴ糖が必要です。

プレーンヨーグルトにオリゴ糖をかけて食べるなど、オリゴ糖を一緒に摂取すると効果的です。大豆や玉ねぎ、ゴボウ等にはもともとオリゴ糖が多く含まれているので、これらを積極的に食べるのも良いですね。また善玉菌はストレスに弱いので、日ごろからできるだけリラックスするように心がけるのも大切です。

習慣その5 便秘のツボを刺激して排出できる体になる

ツボ押しは場所を選ばず・簡単に・短い時間内にできて、しかも効果が実感できる便秘対策です。ぜひ便秘のツボ刺激を毎日の習慣にしてみてください。毎朝スッキリ!な便秘になりにくい体質になっていきます。

一口に便秘のツボと言っても、「便意を高めるツボ」や「体を温めるツボ」「リラックスに効果的なツボ」「自立神経の働きを高めるツボ」など様々なツボが全身のあちこちに存在します。今回は即効性のある代表的な便秘のツボを取り上げてみましょう。

① 三陰交(さんいんこう)
脚の脛の内側、下から三分の一のところにあるツボ。便秘と体の冷え防止にも効果的。親指を立てて、くぼみに押し当て左右に動かすように刺激する。

② 合谷(ごうこく)
手の甲の親指と人差し指の付け根にある万能のツボで、便秘等の大腸系の悩みや頭痛など頭部の症状にも効果がある。反対側の手の親指と人差し指ではさんでもみほぐす。

③ 神門(しんもん)
手首の関節部分の小指側で骨と筋の間のくぼみ。リラックス効果もあるので、緊張を和らげたい時や疲れを感じた時にもおすすめのツボ。親指を立てる様にしてグリグリと押す。

④ 足三里(あしさんり)
膝の皿から指四本足の外側に離れたところにあり、ちょうど指一本入る程度に骨がくぼんでいる。自立神経に働きかけ、胃腸の働きを活発にする。親指や中指でこねるような感じでもみ押す。

⑤ 天枢(てんすう)
おへそを中心に左右両方の外側に向かい指三本分離れたところ。人差し指と中指・薬指を揃えてお腹が軽くへこむ程度に押す。仰向けに寝た状態で行うとより即効性があり、押すだけでガスが出て胃腸が動く。

ツボ押しは1箇所につき3回~5回、気持ち良いと感じる程度の力でゆっくりと刺激して下さい。またツボを押すときには息を吐きながら、力を抜くときは息を吸いながら行うとより効果的です。お手洗いに行った時や休憩時間、寝る前などにツボを刺激する事をぜひ毎日の習慣にしてみて下さい。体質が改善されて、毎朝スッキリ!便秘も解消されますよ。

  さて今回お伝えした便秘のツボで毎朝スッキリ!アンチエイジングに有効な5つの習慣はいかがでしたか? この5つの習慣を実践する事で、ぜひより良い腸内環境を取り戻して下さい。腸から若々しくなる事が全身のアンチエイジング効果につながります。

まとめ

便秘のツボで毎朝スッキリ!アンチエイジングに有効な5つの習慣

習慣その1 水分を摂る
習慣その2 体を冷やさない

習慣その3 バランス良く食べる

習慣その4 腸内の善玉菌を増やす

習慣その5 便秘のツボを刺激する

Exit mobile version