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アトピーが改善する良い食事と悪化させる5つの悪い食べ物

顔が痒くてたまらない。どの化粧品を塗っても合わない。肌荒れのせいで自分に自信が持てない。アトピー体質の方は1年365日このような悩みを抱えて、苦しんでいます。

アトピーとは、かゆみの強い湿疹のことで、良くなったり悪くなったりを繰り返します。毎日症状が出ないという方も、いつ痒みや肌荒れが起きてしまうのかという不安が常に付きまとうことになるのです。そして強い皮膚の痒みを感じるほとんどの方が、結膜炎・喘息・アレルギー性鼻炎などを引き起こしやすい体質だと言われています。

実は、アトピーの症状を良くするのも、悪くするのもあなた次第!「食は命なり」と言う言葉があるように、食事によってアトピーを改善することも悪化させることも出来てしまうのです。そこで今回は、アトピーが改善する良い食事と悪化させる悪い食べ物とは何かについてお伝えします。いったいどんな食べ物がアトピーに良くない影響を与えるのでしょうか?



アトピーが改善する良い食事と悪化させる5つの悪い食べ物

<アトピーが改善する良い食事とは?>

1: アトピー患者が急増した背景


アトピー性皮膚炎という病気は、ここ20~30年の間に確実に増加しています。昔は、アトピーに苦しめられる人の数も、今よりはずっと少なかったのです。患者が増加した背景に、欧米の食文化が日本に浸透したことが考えられます。パン・ステーキ・ハンバーガー・フライドチキンなどの高カロリーで脂っこい食品を食べる機会が増えて、腸内環境が悪化したことが、アトピーの原因とも考えられるのです。それには以下の理由があります。

金沢にあるアトポスの赤嶺福海氏が行った実験によりますと、アトピー患者100名以上の腸内細菌(善玉菌)の数を測定していったところ、アトピーではない人の腸内細菌と比べて千分の一~十万分の一と驚くほど少ないという事実を発見したというのです。

2: アトピーを改善するために良い食事とは?


上記のことから「アトピーを改善するための食事=腸内細菌(善玉菌)を増やす食事」となります。腸内の善玉菌を増やすには、乳酸菌を多く含む食品を積極的に食べましょう。ヨーグルト・味噌・納豆・キムチ・漬物など、どれも気軽に食べることが出来る食品ばかりです。

乳酸菌を多く含む食品を積極的に食べながら、基本的には日本人が昔から慣れ親しんできた白米・野菜・魚などのヘルシーな食事を心がけましょう。

<アトピーを悪化させる5つの悪い食べ物とは?>

1: 卵白


卵の黄味はアレルギーを起こす力がほとんどありませんが、卵白に含まれている以下の2つの成分が、アトピーを引き起こし悪化させます。

オボアルブミン:卵白に含まれるタンパク質。熱に対して弱い。焼けば大丈夫。
オボムコイド:卵白に含まれるタンパク質。熱に強いので調理してもアレルギーを引き起こす可能性がある。

離乳期に卵を始める方は、はじめに黄味からあげるようにしましょう。

2: インスタント食品


2007年に食品医薬品安全庁は食品添加物とアトピーの関係について調査をしましたが、その時点では、赤色3号、黄色4号、食用赤色2号、黄色5号、グルタミン酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、安息香酸ナトリウムなどの7つの食品添加物とアトピーの関係性は証明できなかったようです。

でも、食品添加物は世の中に何百種類とありますので、何かがきっかけでアトピーを引き起こしてしまう可能性があるので、油断は出来ません!また、インスタント食品は油がたくさん使われていることが多く、消化が良くありませんので、腸内環境が悪化して、アトピーを引き起こしやすい身体にしてしまうのです。

3: 小麦


小麦が含まれている食品を食べると、湿疹が出てきて肌全体が赤身を帯びてしまうという方もいるでしょう。アトピーの症状だけならまだしも、小麦は過呼吸や痙攣などの重度の症状を引き起こしてしまう可能性があるので要注意しなければいけません。

小麦に含まれるグリアジン、グルテニン、アルブミン、グロブリンの成分に反応して、アトピーを引き起こす可能性は誰にでもあります。子供の発症が多い食品ですから、離乳期は米から与えるようにしましょう。

4: 大豆


日本の食卓には欠かせない大豆ですが、大豆に反応するアトピーをお持ちの方は、食べると悪化してしまいます。大豆による食品の中で、アトピーを引き起こしやすい順に食品を並べてみましょう。

1番強いのは、大豆油・おから・ピーナッツです。その次は、大豆を使用したインスタント食品や揚げ煎餅など大豆油を使用して製造したお菓子になります。

普段私達が食べる機会が多い、納豆・豆腐・大豆を材料とした醤油やみそはアレルギーが比較的弱いとされています。

5: そば


ほとんどの食物アレルギーが幼少期に発症して、大人になる頃には治まりますが、そばアレルギーは大人になっても続く、恐ろしいアレルギーです。そばアレルギーの子の中には、食べただけで呼吸困難を大変なことになってしまう場合があります。また、そばの茹で汁が肌に付いただけでも、アトピーを引き起こしてしまう人もいます。

アトピーをお持ちの方で心配な場合は、一度血液検査をなさることをオススメします。血液検査をすればさまざまなアレルギーが分かりますので、安心して食事を楽しむことが出来るでしょう。


 

いかがでしたか?

アトピーにかかると、どうしてもステロイドなどの薬剤に頼りがちになってしまいます。治療を円滑に進めるには薬剤の使用も決して悪いことではありませんが、食物とアレルギーの関係を知って、自らアトピーの原因を作らないことも大切です。

「食は命なり」という言葉があるように、自らの健康のため食事にも細心の注意を払っていきましょう。

まとめ

アトピーが改善する良い食事と悪化させる5つの悪い食べ物

<アトピーが改善する良い食事とは?>

1: アトピー患者が急増した背景
2: アトピーを改善するために良い食事とは?

<アトピーを悪化させる5つの悪い食べ物とは?>

1: 卵白
2: インスタント食品
3: 小麦
4: 大豆
5: そば


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