アスタキサンチンとは、エビやカニ、鮭などに含まれる天然の赤い色素のことです。このアスタキサンチンには、体を酸化させ老化させる活性酸素を抑える、強力な抗酸化力があります。
老化防止効果、美白効果、育毛効果、疲労回復効果…など、アンチエイジングには欠かせない成分なのです!今日は、このアスタキサンチンが豊富に含まれる食材とその食材を使ったレシピをお伝えします!
アスタキサンチン成分が豊富に含まれる5つの食材と効果UPレシピ
1: アスタキサンチンが豊富な鮭のムニエル
鮭はアスタキサンチンだけでなく、カルシウムやビタミンA・B群・D・E、DHA(ドコサヘキサエン酸:脳を元気にする効果など)、EPA(エイコサペンタエン酸:血液をサラサラにする効果など)などが豊富に含まれています。
他の魚と比べてタンパク質の消化吸収もよく、脂肪分が少ないです。
【レシピ】
*鮭のムニエル*
塩こしょうで下味をつけた鮭に小麦粉をまぶし、油をひいたフライパンで焼く。ある程度焼けたらバターを加え、ソテーしたらできあがり。
(アスタキサンチンは脂溶性なので、油で調理すると吸収がよくなります)
*鮭ときのこの炊き込みご飯*
(1)洗った米2合に、酒・みりん・醤油各大さじ1.5を入れ、炊飯器の釜の2合の線より少し下まで水を加える。
(2)昆布1枚を入れ、きのこ(しめじ、まいたけなど)をのせる。
(3)その上に塩と酒で下味をつけた鮭をのせて炊く。炊けたら昆布を取り出し、鮭をほぐして混ぜたらできあがり。ゆずの皮や生姜、三つ葉やごまなどトッピングに。
(鮭の良質な脂質を余すこと無くいただけます。鮭の栄養と、きのこのミネラルや食物繊維も摂れ、1品でバランスのとれたご飯です)
2: 鮭を上回る栄養価!イクラのDHA・EPA・ビタミンD
鮭の卵であるイクラも、赤味が強いほどアスタキサンチンが豊富です。アスタキサンチンの含有率は鮭とほぼ同じですが、DHA・EPA・ビタミンDは、親の鮭を上回ります!
ちなみに、イクラとは鮭の卵巣のこと。鮭のお腹から取り出した状態のものが生筋子、それを塩漬けなどにしたものが筋子、それをほぐして味付けしたのがイクラです。
【レシピ】
*イクラ丼*
たっぷり食べるならコレ!丼ご飯の上に、好きなだけイクラをのせ、千切りの海苔と大葉をのせたらできあがり!
さらに鮭の身を加えて、鮭の親子丼もいいですね。
3: エビは加熱して赤くする!アスタキサンチン効果アップ!
エビを加熱すると赤くなるのは、アスタキサンチンが関係しています。加熱前はアスタキサンチンとタンパク質が結びついているので灰色ですが、加熱するとこの2つが離れてアスタキサンチンの色が出てくるのです。
加熱して赤ければ赤いほどアスタキサンチンが多く含まれているのですから、できれば殻も食べてしまいたいところです。エビには小エビや桜エビといった、丸ごと食べることができる小さな種類がいます。
この小さなエビを利用したレシピをご紹介します。
【レシピ】
*桜エビのかき揚げ*
(1)桜エビと千切りにした大葉を袋に入れ、小麦粉大さじ1を入れて振り混ぜる。
(2)ボールに天ぷら粉と水を混ぜて生地を作り、桜エビと大葉を入れ、サックリ混ぜる。
(3)それを木べらやスプーンにのせ、油の中へ。カラリとするまで揚げたらできあがり!塩や天つゆなどお好みで。
4: カニは抗酸化作用のある食品と一緒に摂ると相乗効果アップ!
カニもエビ同様、加熱すると赤くなります。カニの場合、殻を食べるのはなかなか難しいので、身を食べましょう。
アスタキサンチンには強力な抗酸化作用がありますが、同じ抗酸化作用のある食品と一緒に食べると、相乗効果で抗酸化作用がパワーアップします!
カニのレシピは、他の抗酸化作用のある食品と組み合わせたレシピをご紹介します。
【レシピ】
*カニのトマトソーススパゲティ*
トマトのリコピンと組み合わせたレシピです。
(1)フライパンにオリーブオイルを入れ、市販のトマトソースを少し炒める。
(2)そこにカニのほぐし身を入れ、ゆでたスパゲティとあえてできあがり!
*温野菜サラダ*
野菜のビタミンCと組み合わせたレシピです。
(1)小房にしたブロッコリーとカリフラワーをゆでる。
(2)輪切りにした人参とざく切りのキャベツもゆでる。
(3)水分をきって皿にもり、かにのほぐし身とお好みのドレッシングをかけたらできあがり!
5: 金目鯛の皮にアスタキサンチンが!皮ごと食べたい魚
皮が赤い魚は皮にアスタキサンチンが含まれています。食べる時はぜひ皮ごといただきましょう!
【レシピ】
*金目鯛の煮付け*
(1)醤油、みりん、砂糖と鍋半分くらいの水、生姜を入れた鍋を火にかけ、沸騰したら処理した金目鯛を入れる。
(2)落としぶたをして煮る。5分ほどして火が通ったら金目鯛を取り出し、皿に盛る。残った汁を煮詰めて、金目鯛にかけたらできあがり!
さて、今回はアスタキサンチン成分の効果をUPさせるレシピと豊富に含まれる5つの食材をお伝えしましたがいかがでしたか?
アスタキサンチンの抗酸化作用は、アンチエイジングに欠かせない効果です。レシピ4.でご紹介したように、他の抗酸化食品と摂るとアスタキサンチン効果がパワーアップします。
リコピンの含まれるトマトやポリフェノールが含まれるワイン、ビタミンCが豊富な野菜がオススメです。アスタキサンチンの含まれる食品が食卓にあがる機会が増えると、それだけアンチエイジングもすすむということですね!
まとめ
アスタキサンチン成分が豊富に含まれる5つの食材と効果UPレシピ
1: アスタキサンチンが豊富な鮭のムニエル
2: 鮭を上回る栄養価!イクラのDHA・EPA・ビタミンD
3: エビは加熱して赤くする!アスタキサンチン効果アップ!
4: カニは抗酸化作用のある食品と一緒に摂ると相乗効果アップ!
5: 金目鯛の皮にアスタキサンチンが!皮ごと食べたい魚