そばかすというと、欧米人や欧州人の子供に多いようなイメージがあると思いますが、日本でもそばかすに悩んでいる人は多くいます。ファンデーションで隠そうと思っても、なかなか難しくて困り者の存在である「そばかす」。今回は、そばかすの原因を知り、美肌になれるケア方法を紹介します。
そばかすの原因を知り、美肌になれる6つのケア
ケア1:そばかすってどういうものか知ろう
まず、ケアのためには、そばかすについて知らなければいけません。そもそも、そばかすとはどういったものをいうのでしょうか。シミとはなにか違うのでしょうか。そばかすは「雀卵斑」といい、幼少期に発生し、思春期に目立つようになる5ミリ以下の色素斑をいいます。日光を多く浴びることで色調が濃くなると言われています。そばかすを発症しやすいのは色白の人に多いといわれ、日本人よりも白人に多くみられます。
また、遺伝的要素が強く、優性遺伝するとも言われていて、親兄弟などの肉親などにも共通してみられることもあります。肌が色白の人にそばかすが出来やすいのは、紫外線にたいする防御機能が強いので、出来やすい傾向にあります。
それに対してしみは、30代を過ぎた女性のよく表れるもので、メラニン色素が増えた状態をいいます。つまり、後天性の色素沈着がしみということになりますね。そばかすもしみも、メラニンの生成過程は同じで、どちららも紫外線の影響や生活の乱れなどが大きな原因になっています。
そばかすもしみも、肌にあると決して美肌には見えませんから、ケアすることがアンチエイジングに繋がるというわけなのです。
ケア2:紫外線対策をしっかりしよう
紫外線を浴びると濃くなるといわれているそばかすですが、ケアのためには何といっても紫外線から肌を守るということが第一です。紫外線には「UVA」と「UVB」の2種類がありますが、そばかすに対して悪い影響を与えるのは、「UVA」の方です。「UVA」は波長が長く、肌の奥まで届いてしまうために、メラニンがじわじわと沈着してしまい、そばかすの原因になってしまいます。
また、「UVB」の方は肌を赤くしたり、水膨れの原因になるなどという炎症作用を起こしてしまう紫外線です。どちらの紫外線も肌に負担をかけるため、そばかすはもちろんの事、アンチエイジングに対しても大敵。日頃からしっかりと紫外線ケアをしてあげるために、日焼け止めを毎日塗る習慣をつけましょう。 また、化粧品などにも紫外線対策がしてあるものを選んで使うようにするとより効果的です。
現代の紫外線はとても強いので、短時間紫外線を浴びただけでも、そばかすが出来てしまいます。曇りの日や屋内にいるといっても油断せずに、しっかりとケアをすることが大切ですよ。
ケア3:ビタミン類を摂取しよう!
そばかすをケアする対策に、ビタミンを積極的に摂ることが有効です。特にオススメなのがビタミンCです。ビタミンCは抗酸化の働きが強いビタミンであること、また、そばかすの原因であるメラニンが作られることを抑えてくれます。その結果、肌に張りを取り戻してくれるアンチエイジングの働きもあります。
また、ビタミンEもオススメのビタミンです。細胞の新陳代謝を促してくれる作用があること、また活性酸素からしっかりと肌の細胞を守る効果があります。肌の炎症を抑える働きもしてくれるので、出来てしまったそばかすに対しても薄くしたり消してくれるなど有効に働いてくれるのも嬉しいですよね。これらビタミンが含まれる食べ物を積極的に摂るといいのですが、なかなか食べ物だけでは摂取しきれませんよね。そんな時は、サプリメントも上手に取り入れるといいでしょう。
ケア4:肌への刺激をさけよう
そばかすをケアするためには、肌への刺激を避けることが大切です。例えば、洗顔時にゴシゴシと思いっきり力を入れて擦ったりしていませんか?しっかり洗わないと汚れが落ちないと思って擦りすぎると、古くなった角質だけではなく、肌の保護に必要な角質まで洗い落してしまうことになってしまいます。
角質が傷つくと、肌がどんどん荒れてしまいますから、アンチエイジングにも逆効果。擦りすぎは色素沈着につながり、そばかすの原因になるので、泡をたっぷりたてて優しく擦りすぎないように洗うことが大切です。洗い流す際も熱いお湯ではなく、ぬるま湯にしましょう。熱いお湯は肌の水分を奪ってしまいます。 最後に冷水で肌をひきしめましょう。
また、タオルで拭き取る際にもゴシゴシ擦ると同じく肌に負担をかけてしまいます。刺激によってメラニン生成が促されてしまうことがあると言われています。とにかく肌に不用意に刺激を与えないことが大切なんですね。
ケア5:お肌の保湿はしっかりと!
お肌の保湿はアンチエイジングにはとても重要です。これはそばかすにも同じように言えます。肌が紫外線を浴びることで、肌の深い部分にあるメラニン細胞が、紫外線から肌を守るために、色素を作って肌に並べ、肌の奥深くまでダメージを入れないようにします。
肌が健康な状態ならば、この作られた色素は、徐々に表面に押し出されるので、最後は垢となって落ちていくのですが、肌が水分不足になっていると、この色素は肌の途中に残ってしまうことになります。これが、そばかすの原因なんですね。このようなことにならないように、細胞同士の水分のやりとりがスムーズにいくように、保湿をしっかりと心がける必要があるわけなのです。
ケア6:出来てしまった場合のケア
でもどれだけ気を付けていても、相手は強敵です。出来てしまったそばかすに対してのケアも考えておかなければいけません。まず、そばかすやしみが目立つようになってきたら、まずはホワイトニング効果のある美容液を試してみることがオススメです。メラニンを作らない成分と、肌のターンオーバーを活発にしてくれる成分が入っている美白化粧品を選ぶようにしましょう。
また、更にオススメ成分は「ハイドロキノン」で、これはそばかすケアの第一選択薬です。また、ビタミンCやビタミンAが入っているかも確認しましょう。ビタミンCは抗酸化成分ですし、メラニンの生成をしっかり押さえて肌の張りや弾力の源になり、ビタミンAは、肌の生成力をアップさせる働きがあります。これらの成分がバランスよく配合されている美白化粧品を選ぶようにすることです。
即効性があるわけではないので、じっくり使い続けることが大切です。アンチエイジングはすぐに効果が出るものばかりではありません。使い続けていくうちに、気になるそばかすもきっと薄くなっていき、次第に目立たなくなっていくでしょう。
さて、今回ご紹介したそばかすの原因を知り、美肌になれる6つのケアはいかがでした?そばかすもしみもメラニンという成分が悪さをしていることがわかりますよね。普段からこのメラニンに対するケアをしていくことが大切なんですね。しっかりケアして、美肌を手に入れましょう!
まとめ
そばかすの原因を知り、美肌になれる6つのケア
ケア1:そばかすってどういうものか知ろう
ケア2:紫外線対策をしっかりしよう
ケア3:ビタミン類を摂取しよう!
ケア4:肌への刺激をさけよう
ケア5:お肌の保湿はしっかりと!
ケア6:出来てしまった場合のケア