マクロビオティックで体の中から若返る5つの基礎知識

Macrobiotic Food / geishaboy500Macrobiotic Food / geishaboy500

マクロビオティックとは、玄米を主食とし、野菜や乾物、海草などを基本とした日本の伝統食をベースにした食事のことです。言葉の感じから西洋から来たものと誤解されそうですが、実は日本発祥のものです。

「玄米菜食」「穀物菜食」「自然食」などとも呼ばれます。自然と調和をとりながら、健康的な暮らしを目指す食事法です。思想的な部分も多く、食事療法とは言えないところもあるのですが、今回はマクロビオティックの基本を紐解きながら、なぜ体を若返らせることができるのかも合わせてお伝えします。



マクロビオティックで体の中から若返る5つの基礎知識

基礎知識1: マクロビオティックの基本理念その1「一物全体」

「一物全体(いちぶつぜんたい)」とは、食材を丸ごと摂ることをいいます。穀物を精米しない(玄米で食べる)、野菜の皮をむかずに使う、根菜の葉なども食べる、小さい魚は骨ごと食べる、などで、丸ごと全体でバランスがとれているのだから、そのバランスのまま摂りましょう、という考え方です。言葉自体は仏教用語だそうです。

栄養学的に見ても、野菜の皮や根菜の葉、魚の骨には、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富と言われています。捨てずに調理することでこれらの栄養素を補えるというわけです。この3種類の栄養素は不足しがちな栄養素で、アンチエイジング効果や便秘解消など、女性にうれしい効果をもたらす栄養素でもあります。

基礎知識2: マクロビオティックの基本理念その2「身土不二」

「身土不二(しんどふに)」とは、からだ(身)と土地(土)は不二(切り離せない)、という意味の仏教用語で、自分が住んでいる土地のものを食べることで、その土地の気候風土に合った身体になり、健康的に暮らせる、という考え方です。

例えば南国生まれの野菜や果物は、身体を冷やす効果があります。自然は土地土地に合った作物ができるように、うまくできているのですね。それに日本には伝統的な食事があります。和食です。

豆腐や味噌などの大豆製品、そば、うどん、米などはその代表的なものです。和食はカロリーが低く、栄養価が高いので、ダイエットや消化のいい食事として有名ですよね。日本にはもともと、こんな素晴らしい食文化があったのです。

基礎知識3: マクロビオティックの基本理念その3「陰陽調和」

マクロビオティックでは、すべてのものに「陰」と「陽」があるとされています。「陰」とは遠い・冷たい・静のイメージ、「陽」とは近い・暖かい・動のイメージ、です。このバランスがとれていることが大事という考え方です。食材の「陰」は上に向かって伸びる、身体を冷やす作用のあるもの、食材の「陽」は地中に向かって伸びる、身体を温める作用のあるものと考えられています。マクロビオティックでは極端に傾くのはよくないとされ、穀物や根菜、豆類がバランスが良いとされています。

また、調理法にも陰陽があります。火をあまり通さないものは「陰」、じっくり煮込むものは「陽」といった感じです。他に「陰」の調理法として、時間をかけない、酢・砂糖・ハーブなど陰性の調味料を使う、野菜を小さく切るなどがあり、逆に「陽」の調理法は、時間をかける、味噌・醤油・塩などの陽性の調味料を使う、野菜を大きく切るなどがあります。

例えば、サラダとカレーの組み合わせは、この陰陽の調和が摂れたメニューということになります。陰陽を考え過ぎる必要はないかと思いますが、要はバランスが大事ということです。体を若返らせるにも、極端にコラーゲンだけ摂る、とか、酵素ドリンクだけにする、とかはバランスが悪いということですね。

基礎知識4:マクロビオティックで食べられているもの

【玄米】

精米された白米ではなく、種として生命力のある玄米を食べる。

【野菜】

皮や葉などは捨てずに調理する。有機栽培や無農薬を選ぶこと。捨てるところがなくゴミにならないので地球にも優しい。

【豆類】

肉の代わりに使用される植物性タンパク質。

【おだし】

昆布と干し椎茸でとる。

【調味料】

塩はミネラル豊富な自然塩。醤油や味噌は長期熟成で有機大豆を使用したもの。甘味料は米飴、甜菜糖、メープルシロップなど。

基礎知識5:マクロビオティックで食べないもの

【肉類】【乳製品】【卵】【煮干しやかつお節などの出汁】

分解・吸収がされにくく、消化するために身体に負担がかかるので避ける。

【白砂糖】

精製された白砂糖は身体を冷やし、血糖値を急激に上げ身体に負担をかけるため避ける。

【コーヒー】

身体を冷やすので避ける。基本的に消化などで余分な体内酵素を使ってしまう身体に負担がかかるもの、老化の原因となる活性酸素を発生させるものは避ける。

 

マクロビオティックで体の中から若返る5つの基礎知識はいかがでしたか?マクロビオティックは難しく考えられがちな食事法ですが、ベースは私たちが一番よく口にする「日本食」です。昔の古き良き時代の日本の食事を、現代で再現させた食事法といえると思います。

昔の日本人は、季節や旬を大事にしていませんでしたか?年相応ではありませんでしたか?太っている人は少なくありませんでしたか?ガンや糖尿病などの生活習慣病はありましたか?西洋化してしまった食生活は、病気を発生させ、日本人を老化させ、太らせてしまいました。今一度、あなたの食生活を見直してみてはいかがでしょうか?

まとめ

マクロビオティックで体の中から若返る5つの基礎知識

基礎知識1.食材丸ごと食べることで、栄養丸ごといただきます!
基礎知識2.日本の食材を食べることで、日本の気候風土に適した体になり、健康的に暮らせる!
基礎知識3.何事も陰陽で考えられる!そして陰陽のバランスが大事!
基礎知識4.マクロビオティックでは、玄米・野菜・豆類・海草類などを主に食べる
基礎知識5.マクロビオティックでは、肉類・乳製品・卵・白砂糖・コーヒーなどは避ける

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