仕事の合間に肩こり解消できる7つのツボの押し方

stiff shoulders

特にデスクワークの方に多い肩こり。長時間デスクに座って、パソコンとにらめっこ。ずっと同じ姿勢で、昼休みの度に伸びをする方も多いのではないでしょうか?そんな「あー肩こったなー」という時に、手軽に押せて肩こりが楽になるツボを知っていれば、重度の肩こりになってからマッサージや整骨院に駆け込まなくてもよくなるはずです!

基本のツボの押し方は、親指の腹を使って、イタ気持ちいいと感じるくらいの力の強さで押します。3~5秒くらいかけて押し、ゆっくり離す…これを数分間行います。1日たった数分のツボ押しで肩こりが楽になるのなら、やらない手はないですね!今回は仕事中でも簡単に押せる肩こりのツボをお伝えします。



仕事の合間に肩こり解消できる7つのツボの押し方

ツボ1.目の疲れやストレスから来る肩こりには「百会(ひゃくえ)」

気を張って仕事をしていると、目がしょぼしょぼしてきたり、精神的に疲れが出たりしますよね。仕事による緊張をリラックスさせてくれるツボが「百会」です。

【ツボの場所】

頭の頂点。指で少し押すとへこんだ感じがするところです。

【ツボの押し方】

気持ちがいい程度にグッと押して離す、を繰り返しましょう。

ちょうど頭蓋骨の継ぎ目にあたるところで、押していると徐々にへっこんできてビックリするかもしれませんが大丈夫です。

ツボ2.頭~肩にかけてのこりに効く「天柱(てんちゅう)」

頭痛や目の疲れなど、肩より上部からくる肩こりに効くツボです。頭が冴えて首が軽くなる感じがするはずです。

【ツボの場所】

後頭部の生え際あたり。首の太い骨の外側にあります。

【ツボの押し方】

親指をツボに当て、残りの指で頭を包むようにして強めに押します。もしくは、人差し指・中指・薬指でツボをグーッと押したりもんだりします。

ツボ3.肩の上がこっている時は「肩井(けんせい)」

肩の上がこっているのを放置しておくと、肩こりが慢性化しやすいです。このツボで早めに対策しておきましょう!

【ツボの場所】

肩の中央部分。首の根元と肩の外側とのちょうど中間にあります。

【ツボの押し方】

人差し指・中指・薬指を当て、体の中心に向かって長く強めに押します。刺激すると肩全般がほぐれる感覚が分かると思います。

ツボ4.肩の前側がこっている時は「欠盆(けつぼん)」

肩の前側がこっていると感じる時は、首筋から鎖骨にかけてがこっています。パソコン操作や重い荷物を持つなど、腕が肩より前に出る動作が多いとなりやすいです。ここに効くツボは「欠盆」です。

【ツボの場所】

乳頭から真っすぐ上がると鎖骨にぶつかります。その場所から指1本分、体の中心側に入ったところ。

【ツボの押し方】

指先を当てて、少し痛いと感じるくらいの強さで押して離す、これを3分間繰り返します。

ツボ5.肩の後ろがこっている時は「肩中兪(けんちゅうゆ)」

肩の後ろがこるということは、肩の前側や上のこりを放置した結果です。肩の後ろ、肩甲骨から首筋にかけて集中的にこります。こうなると慢性化してしまっているということです。こんな時に効くツボが「肩中兪」です。

【ツボの場所】

頭を倒した時に首の後ろに骨が出っ張ります。これが第7頸椎で、その少し下。そこから指3本分外側に進んだところです。

【ツボの押し方】

中指を当て、気持ちよく感じる強さで押してゆっくり離す、これを3~5分間繰り返します。左右一緒にするともみ返しの予防になります。

ツボ6.手にあるツボ「合谷(ごうこく)」は、肩こりに限らず万能のツボ!

このツボは肩こりだけでなく、腰痛、頭痛、歯痛、のどの痛み、消化不良、疲れなどにも効果があるツボです。体に不調が出ると、この「合谷」の左右どちらか、もしくは両方痛むという体調不良のサインが現れる場所でもあります。

【ツボの場所】

手の甲にある親指と人差し指の骨が交差するところにあるくぼみ部分。

【ツボの押し方】

もう一方の手の親指で、人差し指側に向けて押します。人差し指の骨に沿って押していくと、痛いところや気持ちいいところが見つかるはずです。

ツボ7.腕の疲れからくる肩こりには「曲池(きょくち)」

パソコン作業や重い荷物を持つなど、腕と肩を酷使した時に効くツボです。また、下痢や便秘など大腸に不調がある時に起こる肩こりにも効果的です。

【ツボの場所】

ひじを曲げた時にできるしわの外側にあるくぼみ部分。

【ツボの押し方】

もう一方の手でひじの関節に向かって押してみましょう。少しずつ場所を変えながら押してみて、痛いところ、気持ちがいいところがツボです。


いかがでしたか?
肩こりは慢性化すると、肩をかばうために頭痛や腰痛など、他に痛みが出てきてしまいます。毎日のように続く仕事で、なかなか改善されないという方も多いでしょう。

簡単にできるこのツボ押しなら、例えば席を立つ前、トイレで、休憩中に、給湯室で、などいつでもどこでも簡単に肩こり解消の手助けができるはずです!辛くなる前にツボ押しで解消してしまいましょう!

まとめ

仕事の合間に肩こり解消できる7つのツボの押し方

ツボ1.「百会(ひゃくえ)」
頭の頂点。指で少し押すとへこんだ感じがするところ。
ツボ2.「天柱(てんちゅう)」
後頭部の生え際あたり。首の太い骨の外側。
ツボ3.「肩井(けんせい)」
肩の中央部分。首の根元と肩の外側とのちょうど中間。
ツボ4.「欠盆(けつぼん)」
乳頭から真っすぐ上がった鎖骨から指1本分、体の中心側に入ったところ。
ツボ5.「肩中兪(けんちゅうゆ)」
頭を倒した時に出る首の後ろの出っ張った骨の少し下。そこから指3本分外側に進んだところ。
ツボ6.「合谷(ごうこく)」
手の甲にある親指と人差し指の骨が交差するところにあるくぼみ部分。
ツボ7.「曲池(きょくち)」
ひじを曲げた時にできるしわの外側にあるくぼみ部分。


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