椅子に座っている状態から立ち上がる時や、急に歩き出そうとした時など【膝の痛み】に困ったことはありませんか？

若い時にはまったく気になっていなかった膝の痛みが、年齢を重ねるごとに出てきてしまったり、何かの原因によって引き起こされることは少なくありません。膝の痛みくらい大丈夫だろうと思って放っておくと、いつの間にか大きな痛みとなって、あなたを襲ってくる日が来るかもしれません。

決して膝の痛みをバカにしてはいけないのです。そこで今回は、膝の痛みを引き起こす４つの原因と治すための対策をお伝えします。しっかりと治すためには、きちんとした原因を理解した上で、治療を進めていく必要があるのです。

【治癒への近道】基礎からわかる膝の痛みの原因と５つの対策

原因１、加齢による膝の痛み。対策は、悪化する前の対処

膝の痛みの原因で一番スタンダードなのが、【加齢】によるものです。あまり耳にしたくないかもしれませんが、年齢を重ねるごとに若いころには感じなかった膝の痛みを強く感じる傾向にあります。

これは、長年立ったり座ったりすることで、毎日何度も使われてきた膝の軟骨がどんどんすり減ってしまうことで起きます。膝の軟骨の間にあるクッションがすり減ると、膝に直接負荷がかかって痛みや炎症につながってしまうというわけです。

加齢による膝の痛みを完璧に治すことは、正直難しいのが現状ですが、対策としては自分で膝の違和感を覚えた時に、放っておかないで治療を進めましょう。

早めに医師の診断を受け、痛みを緩和する対策をとって、これ以上ひどくならないように努めることが大切ですね。

原因２、膝の使いすぎの膝の痛み。対策は、十分な休養

膝の痛みの原因として、【膝の使いすぎ】も考えられます。私達は毎日特に意識することなく膝を使っていますが、人によっては普通の人の平均以上に膝に負荷をかけています。

例えば、スポーツ選手・仕事で身体を動かす人・太ももや膝周辺の筋肉量が少ない人などは、膝に負担がかかりやすく痛みを引き起こしやすいのです。

このような方々の膝の痛み対策として有効なのは、筋肉の疲労を十分に解消してから、身体を動かすことです。筋肉が回復しないまま強い動きをすると、どうしても膝に負荷がかかりやすくなってしまうので注意しましょう。

原因３、慢性的な運動不足。対策は、筋力アップ！

膝の痛みの原因として、慢性的な運動不足も原因になります。筋力が膝の周りにないと、膝を守るものがないので、膝への負荷がダイレクトにかかってしまうのです。

膝の曲げ伸ばしのためには、太ももの筋肉がある程度発達している必要がありますが、慢性的な運動不足や過度のダイエットによって太ももの筋肉が十分についていないと、膝が硬くなって痛みを引き起こしてしまうのです。

このように慢性的な運動不足による膝の痛みを解消するためには、定期的な運動をして、膝にある程度の柔軟性を備えておくことが大切です。ただし、急に運動すると膝に負荷がかかってしまうので注意してくださいね。

原因４、太り過ぎにも注意！対策は、痩せること。

年齢を重ねるごとに膝の痛みが増してしまう原因として、加齢による体重増加が考えられます。

ここ数年で５キロ以上の体重増加がみられたり、運動をあまりしないのに体重だけがどんどん増えて行くような状態になると、動きによっては膝にものすごい負荷がかかってしまうのです。当然膝にかかる負荷が増えている状態で、更に年齢を重ねれば、膝の痛みもひどくなってしまいます。

体重増加による膝の痛みを少しでも緩和するための対策は、やはりダイエット。食事制限や適度な運動を心掛けて、健康的に痩せていくことが膝の痛みを軽くすることにもつながります。

原因５、姿勢の悪さは万病の元。対策は、自分で姿勢を正すこと。

膝の痛みの原因として、姿勢の悪さも考えられます。

常に猫背の状態だったり、左右のどちらかに偏って身体のバランスが崩れていたりすると、どうしてもどちらかの膝に負担がかかってしまいます。また、座り方によっても膝の痛みを引き起こしてしまうのです。

姿勢のゆがみは膝の関節軟骨のすり減りの原因となりますので、自分で意識的に正していくことが大切です。

いかがでした？
今回は、膝の痛みの基本的な原因と対策をお伝えしました。症状が軽いからと言って甘く見てはいけません。悪化する前にきちんと対処すること、適切な方法で治療を進めて行くことが大切なのです。

膝の痛みの原因は１人１人違いますから、自分なりの原因を見つけていくことから始めていきましょう。