本当に必要ですか?いざとなってからでは遅い抗生物質の知識

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「子供を小児科に連れて行ったら抗生物質を処方された。そもそも抗生物質って何?」「抗生物質と風邪薬の違いが良く分からない」という人も少なくありません。

抗生物質と聞くと、なんとなく効き目が強そうというイメージを抱いている方も多いようですが、実際のところ抗生物質とはどのようなものなのでしょうか?

本当に私達の健康を維持したり、病気を治す上で必要なのでしょうか。良く分からないという人も、多いようですね。そこで今回は、抗生物質に関する豆知識をお伝えします。

医師に処方されたからと言って、何の疑問も持たないで抗生物質を飲み続けるのではなく、正しい知識を持って服用していきましょう。



本当に必要ですか?いざとなってからでは遅い抗生物質の知識

知識1.フランスでも問題視!抗生物質の乱用


抗生物質の乱用に関しては、日本よりもフランスでまずは問題視されていました。

2002年から5年という期間、フランスでは風邪が流行りだす季節になると「抗生物質を無条件に飲むのは避けましょう」といったテレビコマーシャルが頻繁に流されるようになったのです。

フランス政府は、何でもかんでも抗生物質に頼り切ることで、抗生物質が効かなくなってしまう人達が増えていき、ゆくゆくは抗生物質では太刀打ちできない菌が出現してしまう恐れもあると考えました。

実際にEU諸国の中で、フランスは群を抜いて抗生物質の使用量が多かったのです。そこで国民が良く目にするテレビコマーシャルを使って、抗生物質の乱用に歯止めをかけたということです。

日本ではそのようなCMはありませんが、フランスでは、より抗生物質の乱用に関して注目度が大きかったわけです。

知識2、抗生物質が効かない!?耐性菌について


上記の知識1で出てきた【耐性菌】というワードについて、もっと詳しくお話しましょう。耐性菌とは、抗生物質が効きにくい細菌のことを言います。

世界中で耐性菌が増えてきたことが問題視されているのですが、なんと日本は世界で最も耐性菌が多い国だと言われているのです。

日本国民のみなさん、これは大問題です!例えば、ちょっとした病気である中耳炎で入院をしてしまったり、子供の肺炎の一番の原因である肺炎球菌にも耐性菌が増えることによって、治癒しづらくなっているのです。

耐性菌が増えると、ここぞという時に抗生物質が効かなくなってしまうのです。とても深刻な問題なのに、あまり知られていないのが非常に恐ろしい事態なのです。

知識3、耐性菌が増えた理由を知っておこう


耐性菌が増えてしまった最大の理由は、先ほども少し触れましたが【抗生物質の乱用】です。

そもそも細菌感染症の治療は、その菌に「有効な抗生物質」を、「適切な量」で「適切な期間」使用することが基本です。そのルールを守らずに好き勝手に使用してしまうことで耐性菌が生まれてしまうのです。

病気に有効ではない抗生物質を使用したり、自分の判断で長期間使用したりという行動が、耐性菌を増やし続けてしまうのだと理解しておきましょう。

この問題に関しては、世界保健機関(WHO)も、報告書を発表するほどになっています。抗生物質に関してじっくり考えたことはないという方が多いでしょうが、自分のためにも子どものためにも、正しい知識を持って過ごしていくことが大切なのです。

知識4、風邪に抗生物質は効きません


「風邪を引いた時、抗生物質を服用した方が治りが早いのでは?」「何だか抗生物質と聞くだけで、効き目がありそう」と思い込んでいる人も少なくありません。

実は、感染症の病原体にはウィルスと細菌の2種類があって、抗生物質は風邪には効き目がないのです。

抗生物質は細菌感染に大きな効果を発揮するお薬であって、風邪などのウィルスには効かないと理解しておきましょう。効かないのに飲み続けていたりすると、耐性菌が出来上がってしまい、本当に効いて欲しい時に何の効果も得られなくなってしまう可能性があるのです。

知識5、腸内細菌に与える影響は?


抗生物質は、少なからず腸内細菌にも影響を与えてしまうと知ってますか?

もちろん、抗生物質の種類によって腸内細菌に与える影響も変わってきますが「フロモックス」という抗生物質は比較的影響が強く、便が緩くなるという症状を引き起こしてしまいます。ただし、腸内細菌が全滅してしまうことはありません。短期間の抗生物質使用であれば、使用をやめてから徐々に腸内の環境も整ってきて、下痢や軟便の症状も改善してくるでしょう。

まずは細菌感染を治療する方が優先されますので、医師の指示通りにしっかりと抗生物質を服用することをオススメします。


いかがでしたか?今回は、抗生物質に関して知っておいてほしい事実をまとめてみました。

もちろん抗生物質によって治癒する病気はたくさんあります。けれども、抗生物質の乱用による耐性菌が増えてきていることも確かです。自分なりにこの事実をしっかりと受け止めて、抗生物質に関する考え方を見なおしてみましょう。

まとめ

本当に必要ですか?いざとなってからでは遅い抗生物質の知識

知識1. フランスでも問題視!抗生物質の乱用
知識2、抗生物質が効かない!?耐性菌について
知識3、耐性菌が増えた理由を知っておこう
知識4、風邪に抗生物質は効きません
知識5、腸内細菌に与える影響は?


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