アンチエイジングの化粧品で15歳若い肌を取り戻す6つのステップ

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年齢を重ねると肌のくすみ・シミ・シワ・たるみ等が表れはじめていますよね。

化粧品業界で、注目されているのがアンチエイジング部門です。肌質やお肌の悩みにあったアンチエイジング化粧品を選ぶことが、衰えない若々しいツヤツヤ肌を保つ秘訣です。

そこで今回はアンチエイジング化粧品を効果的に使って、若い肌を取り戻す6つのステップをお伝えします。



アンチエイジングの化粧品で15歳若い肌を取り戻す6つのステップ

1 エイジングによる肌の変化を知る

エイジングとは「年齢を重ねる」という意味です。大体40歳前後になると、肌にはくすみ・シミ・シワ・たるみ等が表れはじめますが、これには3つの原因があります。

①紫外線や乾燥、化学物質、タバコの煙など外からのストレス
②呼吸によって体内に酸素を取り込む事による酸化(サビ)
③若々しさを保つための成分を体内で生み出す力が衰え、代謝も鈍る

この3つの「原因」はどのように肌に変化をおこさせるのでしょうか?

肌の厚みは約2mmで、表面から順に表皮(ひょうひ)真皮(しんぴ)皮下組織(ひかそしき)の三層で構成されています。表皮の一番上には角質層があり、細胞と細胞の間にはセラミドなどの潤い成分が存在し、角質の細胞同士をつないでいます。

細胞同士が強固に結びついている時は、角質層は紫外線などの外的ストレスから肌の内部を守るバリアの役割を果たしますが、年齢や外からのストレスなどが原因でセラミドが減ってしまうと、バリア機能が低下して肌荒れや乾燥が引き起こされるのです

表皮では新陳代謝が行われ、大体1か月で表皮の細胞は入れ替わります。しかし年齢を重ねると、徐々に新陳代謝が鈍くなり、くすみの原因となります。また体のサビである活性酸素により、メラニン色素を作るメラノサイトという細胞が誤作動を起こし、シミがつくられます

真皮層にはコラーゲン繊維などがあり、まるで柱のように上部の表皮を支えています。若い時はこのコラーゲン繊維が真皮中にたくさん存在し、肌はハリと弾力に満ちています。

しかし、加齢や紫外線・活性酸素などの影響でコラーゲンが減少・変質すると、肌に深いシワやタルミが刻まれまうのです。家に例えると、表皮が家の屋根でコラーゲンが柱や梁です。柱や梁が折れると、天井を支えきれなくなり、屋根も崩れてしまうようなものです。このような肌の老化のしくみを知り、年齢と共に衰えていく肌の機能を高めて、効果的なアンチエイジングケアをしましょう。

2 自分の悩みにあった成分を選ぶ

アンチエイジング化粧品にはたくさんの種類がありますが、配合されている成分は大きく4つのタイプに分けられます。

①潤い補給タイプ(セラミド・ヒアルロン酸など)

セラミドは角質層で細胞同士をつなぎ、バリア機能をつくる大切な潤い成分です。加齢や紫外線などによってセラミドが減ると、小じわや肌荒れにつながります。

ヒアルロン酸は保水力に優れ、1gで6ℓもの水分抱え込めるという特徴があります。体内の水分保持には欠かせない成分で、肌や関節・血管などに存在します。肌では真皮層にありコラーゲン繊維に水分を与えています。赤ちゃんの頃にはヒアルロン酸がたっぷりありますが、40歳頃になると20分の1程度にまで減ってしまいます。

セラミドやヒアルロン酸を配合している化粧品は乾燥や小じわ・バリア機能低下による肌荒れなどに効果的です。

②成長促進物質タイプ(EGF・プラセンタなど)

EGFは体の成長や肌の健康の維持にかかせないタンパク質の一種で、皮膚やコラーゲンを修復・再生する成長因子です。EGFはもともと体内に存在しますが、年齢と共に減少します。プラセンタも牛や馬の胎盤(たいばん)から細胞分裂を促進する成長因子と栄養分を抽出物したもので、新陳代謝を高め、シワ・タルミを改善し、美白効果があるとされています。

EGFやプラセンタを配合している化粧品は、衰えていく肌の成長機能を高めて、総合的にアンチエイジングしていくという考え方のものと言えます。

③ハリ補充タイプ(コラーゲン・エラスチンタイプ)

コラーゲンは真皮に存在する肌の土台とも言えるタンパク質で、肌以外にも骨や関節・頭髪・血管などに存在し、体の中のタンパク質の30%を占めています。30歳を過ぎる頃から体内での合成力が衰えはじめ、コラーゲン量は減少します。

エラスチンにはコラーゲン同士を結び付けて固定し、より頑丈に肌を支えられるようにする働きがあります。コラーゲンやエラスチン配合の化粧品は特に深いシワやタルミの改善に効果的です。

④抗酸化タイプ(レチノール・ビタミンC・コエンザイムQ10など)

レチノールはビタミンAの別名で、体をサビさせる活性酸素を除去し・新陳代謝を高め・キメを整える効果があります。シミ・シワ・毛穴の目立ち・吹き出物の改善に効果的です。ビタミンCには、体のサビを防ぐ抗酸化作用がとても高く、美白効果もあり、コラーゲン生成を助ける働きもあります。美容成分としてとても優秀です。

コエンザイムQ10はユビキノンとも呼ばれるビタミンの一種で、細胞のエネルギーを高め活性化させ、シワの改善に効果があります。レチノールやビタミンC、コエンザイムQ10を配合している化粧品は、呼吸によって取り入れる酸素によって引き起こされる体や肌のサビを防いで、アンチエイジングしようとするものです。シミ・シワに悩む人に効果的です。

アンチエイジング化粧品選びに迷ったら、自分の肌の悩みに対応する成分が入っているかどうかをチェックして下さい。また、化粧品は単品で使うよりもシリーズで使った方が相乗効果が得られます。次のステップからは、アンチエイジング化粧品の効果をより引き出すための使い方をご紹介します。

3 いらないものを取り去る

どんなに肌に良い成分でも、肌に浸透できなければ本来の働きをする事はできません。まずメイク汚れや皮脂・老廃物などの「いらないもの」を取り除き、化粧品が浸透しやすい状態にする事が必要です。

クレンジングはできればお風呂の中で、湯気によって毛穴が開いた状態で汚れをしっかり落として下さい。洗顔料はよく泡立てて、ホイップクリームの様な状態の泡でやさしく洗顔してください。泡の表面張力によって毛穴の汚れまですっきり洗えて、手のひらが吸い付くようなモチモチとした肌に洗いあがります。

ふき取りローションは、いらなくなった古い角質を優しく取り除く事ができます。くすみの原因である古い角質を取り去ることで肌の透明感がアップし、化粧水や美容液も格段に浸透しやすくなります。

4 新陳代謝を高める

肌年齢を若返らせるためはマッサージも効果的です。血行が良くなり、血液中の酸素と栄養分が肌全体に充分にいきわたり、新陳代謝が活発になります。リンパの流れも良くなり老廃物が排出されるので、肌のタルミにも非常に効果があります。マッサージを毎晩続けると、肌細胞が入れ替わる約一か月後には肌年齢がぐっと若返り、フェイスラインもすっきりします。

大切なのは、なでるような優しい力加減で、下から上へとマッサージする事です。入浴時に湯船につかりながら行うと、より一層効果的です。また最近は肌の上を転がすだけでマッサージ効果を得られる機器もたくさん販売されています。そういった機器で行うのも効果的です。

5 うるおす

ステップ3・4を行ったお肌は化粧品を受け入れる準備が整っています。この状態のお肌に化粧水をつけて潤いをたっぷり補給しましょうここで大切なのは、適量をきちんと使うことです。顔全体がひんやり冷たい状態になれば、潤い補給は完了です。肌の奥まで水分がいきわたると、次に塗る美容液などもとても浸透しやすくなります。化粧水が与えた水分を水路のよう通って美容液成分が浸透していき、美容液の効果も出やすくなります。

せっかく肌に潤いを補給しても、そのまま何もしなければ、潤いはどんどん逃げていってしまい数時間後には何も塗らなかったのと同じように乾燥してしまいます。化粧水・美容液の後に乳液を塗ると、乳液が外に水分が逃げないようにバリア効果を発揮し、外の刺激からも肌を守る事ができます。

6 栄養を補給する

肌年齢を若返らせるために特に効果があるのは栄養補給です。なかでも美容液には、シミ・シワなどの悩みに特化した有効成分が集中的に配合さていて、肌の悩みの解消には欠かせない存在です。またクリームも強い味方です

シリーズのアイテムの中で一番栄養分が濃厚なのはクリームで、つけた翌日の肌の変化を一番実感できます。クリームは、就寝前のお手入れの最後に使いますが、クリームの前につけた全てのアイテムの成分を丸ごと包み込んで有効成分が肌に浸透するのを助け、肌のすみずみに栄養を届けます。

クリームをつけた翌日は、顔色は明るく・透明感が増し、スベスベもちもちとした手触りになります。毎朝洗顔をするのが楽しみになりますね。


 

 

さて今回はアンチエイジングの化粧品で若い肌を取り戻す方法についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょう。

この6つのステップは、化粧品の効果を引き出すための基本的なものです。毎日の小さな積み重ねことで、一か月後、半年後のあなたの肌は、大きく変えることができます。ぜひ、今回のアンチエイジングの化粧品の6ステップを使って、若々しいツヤツヤ肌を取り戻して下さいね。

まとめ

アンチエイジングの化粧品で15歳若い肌を取り戻すには…

ステップ1 エイジングによる肌の変化を知る
ステップ2 自分の悩みに合った成分を選ぶ
ステップ3 いらないものを取り去る
ステップ4 新陳代謝を高める
ステップ5 化粧水をたっぷりつけて潤いを補充する
ステップ6 就寝前のお手入れの最後にクリームをつけて栄養を補給する

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